Chapter11 決断 08

 先手を取ったのはファントム1、いわおであった。

 滑るように駆け出しながら、左手首のリストコントローラを口元へ寄せる。

「セット、ブレード」

『Roger Blade Etherealize』

 I・Eマテリアルが幾条もの霊力光を投射し、長細いワイヤーフレームを形成。その端を巌が掴むと同時に内部へ霊力が満たされ、ワイヤーフレームは一振りの日本刀となって成形。ここまで一秒。

 同時に辰巳たつみを間合いへ捉えていた巌は、膂力及び疾駆の勢いが十全に乗った薙ぎ払いを放つ。

「ふッ」

 びょう。

 例え利英りえい謹製の鎧装であれ、斬線上にあればたちどころに両断するだろう、神速の一太刀。

 そのひらめきを、辰巳は這いつくばるようにしゃがんで回避する。

 タイミングは紙一重。斬線上から逃げ切れなかった数本の髪の毛が、音も無く切断されて宙を舞う。一筋、つめたいものが辰巳の背を流れた気がした。

 ――巌が単純にまっすぐ突っ込んで来ただけなら、辰巳がここまで際どい回避をする事は無かった。逆にカウンターすら見舞っただろう。月面でレックウと模擬戦した時のように。

 それが出来なかった原因は、偏に巌が見せたその足捌きにある。

、古流武術の流れを組んだ、相手の目算を狂わせる独特の歩法。それに幻惑され、コンマ単位であるが反応が遅れてしまったのだ。

 だが回避は成功した。そして今の辰巳の恰好は、そのまま反撃へ繋がる姿勢でもあった。

っ!」

 ブレイクダンスの動作にも似た、しかし遙かに鮮烈な足払い。鎌のように鋭く足首を刈らんとする一撃を、巌は小さく跳んで回避。ほんの秒単位、巌の身体が地面から離れる。

 隙が、生まれる。

「ふッ!」

 即座に立ち上がりながら、踏み込みながら、辰巳は左の鉄拳を放つ。全身のバネを連動させる事により、生まれたのは先程の斬撃にも劣らぬ威力の拳撃。

 轟。

 かくて空を裂く上段突きに対し、巌は。

「よっ」

 あろう事か、刀を放り投げた。

 自由になる両手、その右掌を辰巳の鉄拳に沿わせ、難なく逸らす。更に辰巳の眼前へ難なく着地すると、左手刀で辰巳の脇腹を狙う。

「ッ」

 鋭い呼気と共に打ち下ろされるは、辰巳の迎撃の右拳。当然巌は手刀の軌道を逸らし、直撃を避ける。皮一枚の距離で交錯する腕と腕。擦れ合う鎧装の装甲が火花すら散らす。

「す、ぅっ」

 息を吸ったのは、果たしてどちらが先だったか。続く巌の掌打が辰巳の顎を狙い、辰巳の裏拳がそれを阻む。返礼とばかりに辰巳の拳打が飛び、巌の掌底がそれを逸らす。

「は、ぁ、ぁ……ッ!」

 重なる吐息と闘志の狭間で、交錯を続ける拳打と掌打。それは打ち合うたびに加速していき、ついには嵐となって室内を揺るがし始めた。

 拳、掌、拳、掌、拳、掌――永遠に続くかと思われた技の嵐は、しかし唐突に途切れた。

 一歩。何の前触れも無く、辰巳が身を引いた。攻勢に出られた間隙をわざわざ捨てるという奇妙な、しかも大きな足捌きによる後退。

 目標を失った巌の掌打は虚しく空を、切らない。かわりにその手の中へ落ちてきたものを、過たず掴み取った。

「ち。上手くいかんものだな」

 舌打つ巌が持っているのは、刃を下にした日本刀だ。つい先程、辰巳の拳打を回避するために投げ捨てた霊力武装である。巌はあの時、刃が辰巳の脳天へ落ちるよう調整してもいたのだ。

「そりゃそうだろ、拮抗の作り方がワザとらしすぎた。それに」

 肩をすくめる代わりに、じり、と辰巳は姿勢を僅かに前傾させる。

「俺も前に似たような事やったがよ。そん時も、やっぱり外れたよ」

「ふむ、中々うまくいかんものだな。あるいは俺も鈍ったか」

 ゆらりと、巌は刀を構え直す。下段。幻燈結界げんとうけっかい越しの照明を反射して、妖しく光る銀色の円弧。それと同じ形になりかけた己の口元を、巌は努めて抑えた。

「んじゃまぁ。次は正攻法でいこうか」

 踏み込む巌。早い。どの辺の腕が鈍ってるんだと舌打ちながら、辰巳はどうにか一歩引く。

 ヂッ。

 火花が胸元から聞こえた。見やれば、胸部装甲へ横一文字の溝が浅く走っている。恐るべき速度と威力の斬撃だ。

 斬撃は止まらない、止まらない、止まる気配を見せない。

 縦、横、斜め。

 斬り上げ、薙ぎ払い、唐竹割り。

 あらゆる角度から、息つくどころか瞬きすら許さぬ速度で、斬撃の乱舞が荒れ狂う。

 銀の反射光すら置き去りにする刃の雨を、辰巳はどうにか避わし、いなし、バックステップする。

 かように回避に徹すれば、どうにか凌ぐ事は出来る。だが攻めに転じる事は出来ない。それでは結局ただのジリ貧だ。流石は辰巳の戦闘技法、そのマスターデータのひとつとなった男の技量である。

 故に。

「セット――」

 辰巳は状況を打破すべく、新たなカードを切る事にした。

「――グラディウスッ!」

『Roger Gradius Etherealize』

 左手首のEマテリアルから、照射される幾条もの霊力光。中空で針金細工じみて絡み合うそれは、程なく一振りの両刃剣を形作る。

 時間にすれば僅かに数秒。しかしてその合間にも巌の斬雨は降り続いており、辰巳は回避動作の最中に針金細工を掴んだ。

 瞬間、骨組みしか無かったそれに霊力が仮初めの刀身を形作る。照明を反射してぎらと光る両刃を、辰巳は水平に構える。現代的にアレンジされてはいるが、それは紛れもなく古代に使われた両刃剣、グラディウスであった。

 この新霊力武装を、辰巳はまだ数えるほどしか握っていない。だがその太くがっしりとした柄は、今まで使ったどんな霊力武装よりも辰巳の手に馴染んだ。

 そしてこの両刃剣の能力は、単に辰巳が使いやすいというだけに留まらない。

「シィ――」

 巌が振るう刀。大上段から振り下ろされる刃の煌めきを、霊力武装ながらしっかりと再現されたその鎬筋を、辰巳は見て取った。

 ほんの数瞬前まで、辰巳の目にそれらは見えなかった。今まで培った技量と直感を総動員する事で、辛うじて斬線の兆しを捉えていただけの話だ。

 それがここまで、劇的にも程があるまで認識力が向上したのは、偏にグラディウスと連動する新たな術式――韋駄天術式の賜物であった。

 発端となったのは、辰巳がアレクサンドロスのクローンである事を明かしたあの日。雷蔵らいぞうが言い放ってしまった、何気ない一言から始まる。

『成程、事情は理解した。しかしそうなると、どうにかしてその韋駄天の力を、辰巳の中から引き出せないもんかのう? これからの戦局でかなーり役立つと思うんじゃが』

 紆余曲折あって、その一言は利英の耳に入った。入ってしまった。

 そしてそれはアルミニウム粉末めいて激しく燃え上がり、完成したのが今辰巳の行使している韋駄天術式なのである。

 先日の無貌の男との接触、及び謎の空間――虚空領域――への接続のためか、辰巳の身体には新たな霊力経路が開いていた。

 無貌の男はこれが目的だったのか――疑念が無いわけでは無かったが、現状の戦力が酷く限定されている以上、強力なカードを腐らせておく理由はない、と言う事で開発はGOサインが出た。

 かくて完成した韋駄天術式は、辰巳アレクサンドロスの遺伝情報を担保として、韋駄天かみの権能を擬似再現する事が可能となった。

 こう書くと聞こえは良いのだが、実際には反応及び運動速度を加速ブーストするのが精々と言った所だ。無論、深部へ踏み込めばもっと凄まじい権能を引き出せるのだろう。真ブレード・スマッシャーのように。

 だがそれは同時に、かつて魔術組織の歴史で幾度も見られた暴走の可能性も含んでおり。

 折衷案として韋駄天かみそのものでなく、アレクサンドロスにんげん時代に使っていた象徴グラディウスを術式のトリガーとする案が採用された。韋駄天ぼうそうへ至る階段へストッパーをかけるためである。

 このため神の権能を擬似再現した術式としては、かなりランクの低い術式になってしまった。

 とは言え、この能力が辰巳の有利へ働く事は間違いなかった。ことコンマ一秒の判断力が明暗を分ける、達人同士の接近戦においては。

「疾、ィ、ィ、ィ――ッ!」

 四連。巌の斬雨の隙間を容易く縫いながら、辰巳が放ったのは音を置き去りにするような刺突の連撃。

 巌はそれらを辛うじていなしたが、当然攻め手は中断させられる。更に無理な回避挙動が祟り、ほんの少しだが体勢が崩れる。

 ほんの少しだが、隙が生まれる。

 そのほんの少しを、辰巳が見逃す筈は無い。

あッ!」

 放たれるは渾身の回し蹴り。右下から左上へ、斬り裂くような円弧を描くその一撃を、巌は避けられない。

「っ」

 反射的に小跳躍しつつ、防御姿勢を取る巌。直後、十字に組んだ腕上へ辰巳の蹴撃が突き刺さった。衝撃は体芯を突き抜けながら、巌を部屋の反対側へと弾き飛ばす。

「ち」

 と、舌打ったのは辰巳だ。今の蹴撃が決定打になるどころか、巌の後退に一役買ってしまった為である。

「よッ」

 吹き飛びながらも巌は床を打ち、体勢を立て直して着地。立て膝姿勢のまま、巌は一メートルほど轍を刻む。

「やれやれ、参ったな。ウデが痺れる」

 首を振り、立ち上がる巌。僅かに口角を上げながら、左腕を無造作に掲げた。今言った通り痛みも痺れも残っているが、努めて無視する。

 無視して、もう一度日本刀を構える。

「ふッ――!」

 踏み込み、振りかぶり、振り下ろす。先程を超える鋭さを見せる巌の挙動に、しかし辰巳は完璧に対応した。

 たった半歩の踏み込みで、辰巳は巌の振り下ろしを紙一重で避わす。更に完璧なカウンター刺突が、斜め下から巌の脇腹を狙う。

「ち」

 切磋に巌は刀から左手を離し、肘打ちでグラディウスを迎撃。握る指が強かに打ち据えられる直前、辰巳は手首を捻る。刺突の軌道がねじ曲がり、刀身は巌のプロテクターを僅かに掠めるに留めた。だが無論、辰巳の攻勢がそこで終わる筈も無い。

 入れ替わりに振るわれる辰巳の左鉄拳。巌は一歩下がって避わす。

 流れるように続く辰巳のローキック。巌は一歩飛び退って避わす。

 再び振るわれる辰巳のグラディウス。巌は一歩下がって避わす。

「疾、ィ、ィッ!」

「ち、ぃ、ぃっ!」

辰巳の拳打。巌の回避。辰巳の蹴撃。巌の回避。辰巳の斬撃。巌の回避。辰巳の刺突。巌の回避――いつまでも続くかと思われた打突の嵐は、しかし唐突に途切れる。巌が牽制の薙ぎ払いを放ちながら、一際大きく飛び退ったからだ。

「やれやれ、参ったな」

 気付けば巌は壁際――いや、巨大円筒装置の手前まで追い込まれていた。見上げれば装置の窓越しにヘルガの寝顔が見えた事だろう。

「流石は古代の英雄アレクサンドロス、と言った所か」

 言いつつ、巌は柄から右手を放す。片手で、日本刀を握り直す。

「らしいな。知らないのにしっくり来るってのは、何とも不思議な感じだ」

 言いつつ、辰巳は改めてグラディウスを構える。じりじりと間合いを詰めていく。

 迂闊には踏み込まない。踏み込めない。この程度が、巌の技量の全てである筈が無い。

「どうあれ、このままじゃあ些か旗色が悪い」

 巌は刀を、正確には左手首のリストコントローラを掲げた。

 来る。辰巳は身構える。

「悪いから、もう一枚カードを切るとしよう――セット、ブレード」

『Roger Blade Etherealize』

 I・Eマテリアルから投射される、幾筋もの霊力光。中空で絡み合い、先程の刀と同形状のワイヤーフレームが像を結ぶ。

 それを掴み取ると同時に、巌は駆けだした。先程と同じ、相手を幻惑する独特の足捌き。その動きだけなら、今の辰巳は完全に見切る事が出来る。擬似再現された韋駄天の権能が、それを可能にする。

「づ、あっ!」

 続いて振るわれる斬撃。これも辰巳は半身となって回避。やはり韋駄天の権能である。

 だが、ここまでだ。

「ぜ、あっ!」

 更に振るわれる薙ぎ払い。巌が先程新たに編み上げた、もう一振りの刀による追撃だ。

 ――赫龍かくりゅうの装備と同様、巌は二刀流を得意としている。名字や立場こそ剥奪されたが、長きに渡る鍛錬と転写術式によって本家から受け継がれた技までは漂白出来なかった訳だ。

 そして今、巌の攻め手は今までの二倍になったという事でもあり。

 それまで無かった角度から振るわれる追撃を、辰巳はグラディウスで受け止めざるをえない。穿ち合う刃金はがねと刃金が、血飛沫じみた火花を散らす。辰巳の背中へ一粒、冷たいものが生まれる。

 その冷たさが背骨を伝い落ちるよりも先に、巌のもう一刀が辰巳を狙う。下段、掬い上げるような斬り上げ。一歩下がりつつ、辰巳は片足を上げる。

 その数センチ下を潜る刃。辰巳はそれを踏み砕こうとするが、コンマ二秒間に合わない。

 しかしてそこで止まる辰巳でもない。即座にその踏み込みを軸として、辰巳は鉄拳を放つ。

「疾ッ」

 至近距離から心臓を狙う拳打。日本刀では近すぎて斬撃を振るえないその間合いに、巌は易々と対応した。

「しゅッ」

 鋭い呼気と共に鉄拳を迎え撃ったのは、巌が掲げた刀の鍔であった。拳と剣。異種の鋼の鍔迫り合いは、僅か数秒。機先を制した巌が僅かに鍔をずらし、辰巳の姿勢を崩す。間髪入れずに蹴り。辰巳はすぐさま立て直し左腕でブロック。反動を利用して巌が斬撃。迎え撃つように辰巳も斬撃。

 火花が散り、拳打が飛び、斬撃が舞い、時折飛び退って仕切り直す。

 まさに一進一退。互いの技量の全てを尽くした技の応酬は、傍目から見ると舞を舞っているようにも見えて。

 その舞の最中。巌の冷静な部分が、ふと考えていた。

 どうして。

 どうして辰巳コイツは、こうもまっすぐに闘えているんだろう、と。

 コイツは俺と同じ痛みを知っている。目の前で、自分の愛したひとをなくす苦しみを、憎しみを、知っている。

 喪失の虚無を、知っている。

 その、筈だ。

 だというのに、辰巳は拳を握っている。剣を振るっている。

 ――俺と違って、さしたる迷いも見せずに。

「おい、辰巳」

 もう幾度目かになる鍔迫り合いの合間、巌は何気なく声をかけた。

「何だ、隊長」

 拮抗が崩れる。打ち合いが雪崩れ込む。

「オマエ、戦闘中に霊泉領域の奥へ、踏み込んだそうだなッ」

「ああ。それが、どうしたッ」

 斬撃。打撃。斬撃。打撃。斬撃。打撃。互いに攻め手を浴びせながら、合間へ言葉を滑り込ませる巌と辰巳。

 巌は、更に続ける。

「俺もな。昔、それを見た事があるのさ」

 さらりと。とんでもない爆弾を投げ込みながら。

「な」

 さしもの辰巳も、一瞬動きが止まる。

 その隙を、巌が逃す筈が無い。

「ふッ――!」

 旋撃。踏み込みながらX字を描く渾身の太刀筋は、辰巳の首を挟み込む機動を描く。錣薙しころなぎ。そう呼ばれる奥義の一つだ。

 かくて紙のように易々と、辰巳の首は切断されただろう、そのままならば。

 だが。二振りの刃は皮一枚の位置で、ぴたと静止した。

「うぐッ」

 踏み込みかけた姿勢のまま硬直する辰巳。その顔をじっと見ながら、巌は考えを纏める。

 きっと辰巳はあの時、希望を見て取ったのだろう。二年前のじぶんと同じように。

 そう、二年前だ。

 確かに巌も同様の希望を土台として、ファントム・ユニットという立場を調え、人員を集め、ヘルガの伝言に備えた。

 だが、完全にそれを信じていられたかと言えば――否だ。

 風葉かざはがレツオウガを再起動させたあの時まで、巌は半ば捨て鉢だった。二年前のヘルガの言葉を、巌は極限状態が見せた幻覚か譫妄せんもうの類だろうと、頭のどこかで考えていたのだ。

 だからオーディン・シャドーとオウガが交戦したあの時、自壊術式の発動命令を受諾した。

 辰巳かたきの死を、選択してしまった。

『彼を、ゼロツーを、許して……とまではいかないけどサ。生かしといて欲しいんだよネ』

 二年前。ヘルガは確かに、そう言っていたというのに。

 巌は、その言葉を危うく反故にしかけてしまった。

 希望。そう呼ぶにはあまりにか細い糸を、信じ切れなかったが為だ。

 だが辰巳コイツはどうだ。今まで打ち合った打撃に、今まで放たれた剣筋に、迷いは微塵も見えなかった。

 きっと風葉ももたらしたのだろう、虚ろな希望。それが真であれ偽であれ、辰巳の心にはもう迷いが無い。

 無論それにはグロリアス・グローリィという、可視化された怒りの矛先がある事も手伝っているのだろう。

 だが、それでも。

「……俺の、負けだな」

 辰巳コイツじぶんより強靱いちず精神こころを持っている事は、もはや疑うまでもなく。

「いや、それ、どう考えても俺のセリフなんだが」

 未だ下ろされぬ二振りの刃を見下ろしながら、辰巳は眉根を寄せた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る