7 手紙

『先生へ。

 机の引き出しに二冊のノートがあります。一冊は日記で、もう一冊は私の書いた小説があります。まだどこにも発表してないものです。これは、先生が認めるまでどこにも渡すつもりはありません。先生、どうかこの小説を見てください。そして、私に何か言ってください。

                                 鈴野千香より』

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