しろいあさ
悪夢が薄らいで
もうどんなだったかも思い出せなくなりそうだ
しろいあさ
開けっ放しの窓から吹く風に
揺れるカーテン
平穏とは
しあわせとはこうあるべきだといっている
ならば
わたしにこびりつく執着は
生きている証か
雑念か
いっそ朝日の下で溶けたい
あるいは
生きながらえる理由がほしい
こころもからだも
ここにあるのよ
だけれど
あなたを呪い続けている
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