呟かれる
最寄り駅の近くに浮浪者が住み着いている。
いつから居るのかも、どこから来たのかも定かではない。
誰かも判らないが、誰も気にしない。そんな路傍の石のように、ただいつも居る。
酔って帰ったある夜、よせばいいのに俺は、その呟きに耳を傾けてしまった。
繰り返し
そしてどうにも嫌な事に、それは俺の名前と同じなのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます