気になる
最近、隣の席の斉藤君が気になってる。
授業中も休み時間も、つい彼の事を見つめてしまう。
でもそれは恋愛なんて甘ったるいものじゃない。
私が見てるのは、顔じゃなくて彼の指。
それは毎日どころか毎時間、長さが違う。見間違いや勘違いじゃない。絶対違ってる。昔『E.T.』って映画を見た事があるけど、あれに出てくる宇宙人の指みたいになってたりする事もある。
なのに他の人は全然気づいてないみたいで、私はどうしたらいいのか分からない。
私が気がついていると斉藤君に気づかれてしまうかもなんて
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます