魔法少女(笑)

ホタテ

第1幕 少年、覚醒す −プロローグ−

「№6、今日からお前が『魔法少女』だ。」

「…………は?」




 今、理解不能なことが起きている。

 信じられないかもしれないが、聞いてほしい。



 俺はごく普通の男子高校生だ。

 成績は常にトップで、ずば抜けた身体能力を持ち、学校一の不良二人を下僕にしたり、そいつら以外特に仲がいいやつはいないが。

 俺は、普通の男子高校生だ。

 そんな普通で平凡な俺が。

 どういうわけか。



『魔法少女』として世界を守らなければいけないらしい。




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