神斬髪切り屋(かみきりや)御の巻 天照神武 序章
神 斬
髪 切 り屋
御の巻 天照神武 序章
いでや、この世に生まれては、願はしかるべき事多かんめれ。
帝みかどの御位おんくらいは、いともかしこし。
吉田兼好 「徒然草」第一段の一節
書くのはすきにしてくれてよいのですが
帝みかどの位に、つきたくてついたのかは
今となっても、よくわからない。
帝になるのは、結構大変だった事は
現代の人々には、いまいち知られていない。
先に読んだ文章は、別の時空の・・・・・
いちいち話すのがわずらわしいので、以下略
徒然草、第一段の初めの一節
現代語訳は
この世に、生まれたからは、理想とする望みは多いものだと。
最高に望ましいのは、帝の位だが
これは、非常におそれおおいものである。
ってな感じです。
この文章の、くだりの後に続く文章が
参の巻 金剛の序章で語られて
この物語を読んでいる人なら知っている
法師ばかりは・・・に続いていくわけです。
ようするに、何が言いたいかというと
人には、それぞれの立場があって
それぞれに、その立場になるのに
他人にはわからない苦労があるって事を
言いたいわけです。
すごい、家柄に生まれたって事は
それ相応の態度や結果を求められる。
兄がいたから、四番目の末っ子の朕が
最終的にそれを求められるとは思って
なかったけど・・・。
ようするに、御の巻は、そんな感じのお話
地位とか権力に係わった
神と人 Withウィズお坊さんの話
あと、四の巻が、ないって読者からの突っ込みは
朕ではなく、この物語の作者、時周(仮)に
言ってもらいたい。
なんでも、作者は四し=死しに
すごいトラウマがあるらしく
不吉な数字の四の巻は書きたくないそうです。
とばして話が無いのではなくて
この物語は参の巻の次は伍の巻だと説明して
くださいとの事。
そのぶん、二巻ぶんの読み応え(ごたえ)の
御の巻は長編だそうです。
はっきり言って、完全に説明するのを
案内人にまるなげです。
それと、聞かれる前に答えておきます。
朕の名前はカムヤマトイワレビコ
いわずもがな、この国の初代帝しょだいみかどに
なった神(じん)武(たけし)が現代名の
神武(じんむ)帝である。
えっ、朕を知らないって
結構、影うすいのかな?
初代帝しょだいみかどなのに・・・
神 斬
髪 切 り屋 御の巻 天照神武に続く
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