ジジョデン(仮)
nico
プロローグ(著者について)
初めまして。
29歳、B型うお座、性別は女。東京生まれ東京育ち。
一時期、声優として活動したものの恋愛依存に陥り辞めてからは、
正社員になることもなくアルバイトを転々としているフリーターです。
30歳を目前にして、自分の人生を振り返ってみようと思い立ちました。
ジジョデン(仮)というタイトルのもと、
幼少期から現在に至るまで、今まで私が経験したこと、
感じたまま、思ったままを、書き連ねようと思います。
先に言っておくと、まぁー長いです。
自分の中で、特に記憶に残っている出来事だけを書いてますが、
ほぼ30年生きてれば、それなりに色々あります。
でも、書いてしまったら「あれ、こんなもんか」とも思いました。
さて、先に軽く説明(というか注意事項かな)しておくと、
私は時たま、メンがヘラる人です。自分を傷つけたこともあります。
この時点で読む気が失せた人はさあレッツ戻るボタン!
…いいんですね?ここから先は、自己責任で読んでくださいね?
まあ、そんな過激なことはやっていないし書いていないと思いますが(多分)。
実際、病院のお世話になるほどじゃないので。
私の性格や行動・思考パターン等ですが、
いわゆる《面倒くさい女》をイメージしてもらえれば、ほぼそのままです。
前述したように、恋愛依存に陥りやすいタイプです。
心療内科等できちんと診断されたわけではないのですが、
症状や思考パターンで多くが当てはまり、恐らくこれだろうと思ったのは
【境界性パーソナリティー障害】
という病名のもの。通称ボーダー。
どんな症状なのか、思考パターンになるのか、
上記の病名で調べてもらえば、たくさん情報が出てきます。
気になる人は検索どうぞ。
私のケースですが、
簡単に言うと、好きな人(恋人)が世界の中心になってしまいます。
以下、よく出る症状。
好きな人と常に一緒にいないと、落ち着かない。
ひとりで行動できなくなり、束縛気味になる。
でも相手に合わせて、自分を抑えて尽くそうとする。
それが喜びにもなるが、相手にも同等かそれ以上の愛情を求める。
思うような愛情が返ってこない、足りないと感じたり、
喧嘩したり相手が不機嫌になっただけで、
見捨てられる(離れていく)んじゃないかと異常に不安になる。
その結果、ヒステリーを起こし、自傷行為に走る。
また、相手の愛情を試そうと、わざと嫌われるような言動をしたりする。
それで相手が怒るのは至極まっとうなことなのに、
別れようと言って引き留めてくれなかったり、好きだと言ってくれない等、
自分の思い通りの反応をしてくれないと、やっぱり騒ぎ立てる。
親から受けるような、見返りのない絶対的愛情を、恋人に求める。
これタチが悪いのは、友達や家族、職場の人には普通の人に見えること。
一見、病んでいないように見えるんですね。
そりゃそうです。相手(恋人や好きな人)ができるまでは症状がでないんですから。
心を許した恋人(もしくはそれに近い存在)にしか本性を見せないので、
気が付いた時には深刻な状況になっていることがある。
そんな感じです。
繰り返しますが、上記はあくまで、私の場合です。
似たような行動取る人はいるかも知れませんが、
「なるほど~、これが境界性パーソナリティー障害なのね~」と、
安易に判断しないでくださいね。そもそも、ちゃんと診断されてないし。
さて、私がこんな風になってしまったきっかけや理由(どっちも推測ですが)も、
包み隠さず記そうと思います。
信じる信じないは自由ですが、ここに書くことは全て、本当のことです。
私が見たまま感じたままなので、私視点なのは言うまでもありませんが、
起きた事実について、私の記憶違いでなければ、ほぼ合っているはずです。
ただ、ひとつ言っておきたいのは、登場する家族・元恋人・友人・知人、
関わった人々の誰のことも恨んでいないし、出会えて良かったと思っています。
当時は本当に辛かったけれど、これまでの道を歩んで来なかったら、
今の私は存在していない。出会うべき人とも、出会えなかったかも知れない。
メンがヘラってしまったのは、あくまで私の問題で、
周囲の影響があったとしても、最終的に自分の人生を決めるのは自分ですし。
誰かのせいにしても、始まらない。
そのことを分かった上で書いているので、諸々ご了承ください。
自叙伝なんて偉そうに書いているけれど、
これを読んで、生きづらさを感じている誰かの心に、
少しでも寄り添えたらな、と思うだけです。
なぜなら、私がそういう人を、求めていたから。
この苦しさを、悲しさを、寂しさを、どれかひとつの気持ちでもいい、
誰でもいいから分かって欲しい。共有したい。
そう思い続けて、でも恋人には理解されず、家族にも友達にも話せず、
話しても本当には伝わらなくて。他人だから、当たり前なのだけど。
インターネットで調べて、全く同じ境遇なんてあり得ないけど、
行動パターンだったり思考は似たような人がいるのだと知って、
私も救われたことがある。
同じようにメンがヘラってる人と付き合っている人や、
あるいは別れてしまった人に、こう考えてたりもするかもよ、
と参考にしてもらえれば、もしかしたらその人との関係性が変わるかも知れない。
対処できるようになるかも知れない。
最後はメンがヘラってる本人次第なので、下手なことは言えないけれど。
余裕ある時じゃないと無理だと思うけど、もし私みたいな子と付き合いがあったら、
ただ話を聞いて、その子が安心できるような言葉をかけてあげてください。
そして本当にその子のことが好きで一緒にいたいのなら、自分はこう考えている、
見捨てたりはしないけど、自分にできるのはここまでだから、
限界は分かってもらった上で、一緒に頑張っていこう。そう伝えてあげてください。
「ここまでは許容できるけど、それを超えたら自分も無理になる」と、
線引きはしっかりしてあげないと、ボーダーは際限なく、もたれかかってきます。
共倒れにならない為にも、傍にいる人も自分を守ってください。
これ、たぶん境界性~の記事で似たようなこと書いてるサイトがあると思います。
私は当事者だから、その大切さがよくわかる。
あ、メンヘラと別れたい、離れたいと思っている人には、
「メンヘラ彼女と別れたい男友達の相談をメンヘラが受けてみた」
http://menhera.jp/1460
こちらの記事を参考にしてみることをおすすめします。
私も同意見。メンヘラは案外しぶとい。著者の巴さんも言ってますが、
離れたがっている相手に執着している期間の方が、圧倒的に辛い。
離れてみたら、「あれ?なんかスッキリ」みたいなことが多々あります。
くどいですが、こちらも実践するかどうかは自己責任でお願いしますね。
このコラムを書かれた巴(ともえ)さん、
ちゃんと診断されている境界性パーソナリティー障害の方なんですが、
島根でイラストレーターをされています。ご自身のブログの中で、
《おじさん》というパートナーとの出会い~これまでを漫画にされていて、
症状や思考など、当事者にもそれ以外の人にも分かりやすく描いてくれています。
私、この方のコラムや漫画を読んで、あ、私がいる、と思いましたもん(笑)
「リストカットをやめるきっかけになった友人の一言」
http://menhera.jp/2604
こちらもオススメ。この記事に出てくるお友達の方、すごい。
「ぱりことば。」
http://nekotoba.jugem.jp/
↑こちらが巴さんのブログ。
境界性パーソナリティー障害についての記事も多数あります。
私、かつての恋人達に、申し訳なかったな、と思ってます。
あの時は無茶言ってごめんよ。
でも、私も辛かったんだ。
分かってくれなんて、もう言わないけれど。
境界性パーソナリティー障害の人の多くは、自分で意識せずとも、
相手を自分の都合のいいようにコントロールしようとするらしい。
その為に、本来の自分を誤魔化すことさえ厭わない。
泣けば慰めてもらえる。
寂しそうにすれば話を聞いてもらえる。
自傷すれば心配してくれる。
相手の優しさにつけこんでしまう。
究極の『構ってちゃん』になってしまう。
たった一人にでも、何か感じてもらえたらいいな、と思う。
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