竜の御子は平穏を望む
蒼衣 翼
人のいない世界からの旅立ち
序章
原始の灼熱のエネルギーが地中から沸き立つ場所、巨大な火山の火口に朱金に燃えるドロドロとした熱の塊がうねっている。
そこにマグマとは別の赤が見えた。
ボコリと浮き上がったその赤い姿はたちまち嵩を増し、その全身を現す。
巨大な火山と比してこそ小柄に見えるそれは、実際は文字通り山ほどの巨体であった。
赤いマグマの塊を、熱を写しとったようなその体表に纏わりつかせたまま、ソレは翼を広げる。
その翼は、鳥の物とは違い羽毛ではなく皮膜に覆われていた。
あえて比べればコウモリのそれに近いだろう。
しかし、あまりにも巨大だった。
ばさりと広げた翼は、しかし周囲を騒がす事は無く、そのまますうっと、まるで重さが無いように巨体が浮かび上がる。
ボトボトと体表から零れ落ちた灼熱の塊は、地に落ちて地面と僅かな草木を燃え上がらせた。
急激に風が巻き起こり、その巨大な、『竜』が飛翔する。
古の世に世界を育み、また、破壊したと言う伝説の存在が、その場所には未だ健在だったのだ。
その巨大な赤い竜は、途中地上に走る野牛の群れを見付け、造作もなくその内の一頭を己が鉤爪にてわし掴んだ。
必死で逃げる群れはひと飛びで平原の半ばを横切る竜の前に無力だった。
掴まれた際に絶命したのか、赤い血潮を草原に振りまきながら、しばし飛んだ竜は、やがて緑深き森となだらかな山並みをいくつか越えた先の、天を突くような巨大な山脈に至った。
先ほどの火山よりも更に巨大で、赤い竜がひと飛びでは越えられない高さの山脈である。
その山脈の裾野、山から流れでた川が僅かな平地を横切る場所に、一つ人影があった。
正確に言えば一頭の幼竜と一人の人間の子供だ。
眼下に広がる広大な大地からすれば、ほんの僅かな砂粒のような大きさだったが、赤い竜はそれに気付いて急降下を仕掛けた。
赤い竜が上空で気付いたのとほぼ同時に、地上でもまだ幼い竜が首を伸ばして上空を見上げていた。
「あ~、やばいエイムだ」
「え?ほんと?おーい!」
地上の幼い竜、まるで闇のような深い青の色をその身にまとった竜は、首を振ってどこか諦めに似た言葉を吐き、人間の少年はそれまで抱えていた魚を放り投げて上空に向かって手を振る。
とは言え、その少年は隣にいる幼竜に比べても格段に小さい。
幼い竜の足首辺りと同じぐらいのサイズだ。
その少年を、青い幼竜は器用にしっぽでくるりと包み込み、身を低くして防御の体制を取った。
空に新たな雲がたなびき、遠くにゴウッと重い音が響いた。
瞬間、ドーン!という地響きと舞い上がる土砂という彩りを纏って、赤い巨大な竜がまるで唐突に出現した。
その横には新鮮な野牛の死体が転がっている。
「エイム!このくそ乱暴者が!ライカがいるんだぞ、ちょっとは物を考えろ!バカ!」
「おー!愛しの弟達じゃないか!相変わらず丸呑みしたいぐらい可愛いな!」
「やめろ!お前が言うと本気そうで怖いわ!もしライカを齧ったらバラバラに引き裂いてやるからな!」
自分に対する弟の言葉に、エイムと呼ばれた赤い竜は大喜びで長い尾を大地に打ち付けた。
またもドーン!ドーン!という音と地響きで、砂埃と揺れが酷い。
「全く、サッズは生意気で可愛いな、よーしよーし、高い高いをしてやろうか?」
「ぶっ殺すぞ」
赤い竜のエイムと青い竜のサッズとの体格差は、本来ならば山と山小屋程あるのだが、エイムは地上に降りてその身を少し縮め、サッズのおよそ三倍程のサイズになっていた。
それでも成体と幼体だ、抗ったところで到底敵うはずもないのだが、サッズは果敢にエイムに頭突きを敢行した。
それをびくともせずに受けて、エイムは機嫌良くまた尾を振り回した。
「エイム!機嫌が良いね火山に行ってたの?それはおみやげ?」
動き回る尾を器用に避けながら、ライカはその巨大な足の上に乗っかる。
ほとんど山登りのような要領で鉤爪の上によじ登ると、そこに残った黒い石を剥がして落とした。
「お、そこ、丁度痒かったんだ。ライカは気が利くな、さすがは俺の弟だ」
「あ、言いながら不用意に足を持ち上げるな!ライカが潰れる!」
「サッズ、大丈夫だから、慣れてるからね」
実際、ライカは赤い鱗と鱗の間、ライカの目から見れば赤い巨大な石の柱の間に慣れた様子で体を滑り込ませると、乱暴な動きでも転げ落ちたりしないように体を落ち着ける。
一方のサッズはというと、弟の事を心配している場合ではなく、自分自身がエイムに首根っこを銜えられ、ジタバタと宙に浮いていた。
「さて、帰るか」
巨大な赤い竜エイムはその羽根を広げると、ライカを片足に乗せたまま、もう片方の足で野牛の死体を掴み、弟竜のサッズを銜えたままふわりと宙に浮き上がって家へと向かう。
彼はかつて世界で最強の存在だった竜の、その中でも最終段階まで成長を遂げた竜王だった。
軽く一飛びするだけで世界を巡る事すら容易いその巨大で、雄々しいというよりいっそ禍々しい姿は、まさに地上を睥睨する王たるに相応しい。
だが、彼らの家たる切り立った山脈の洞穴の前に降り立ったエイムは次の瞬間、その威厳を失った。
「エイム!あなたはまた弟を虐めて!」
「誤解だ!俺は弟達を可愛がっているぞ!」
「あなたの可愛がり方は乱暴すぎると口を酸っぱくして言っているでしょう?少しは聞く耳を持ってください!」
白い輝く羽毛のような一見柔らかにみえるしなやかな体毛がチリチリと優しい鈴の音のような音を響かせている。
その身体全体を取り巻く白い炎のような輝きは、見る者の目を惑わす程に眩しくて直視出来ない。
しかしその眩しさに耐えてよくよく見る事が出来れば、そこにいるのは優美な白い竜である事が分かっただろう。
やがて説教を言い終えた彼は、ふわりとその姿を溶かして人の身体に变化する。
彼もまた竜王であったが、自分の竜体があまり好きではなく、竜でいる時間よりも人の姿を模している時間の方が長かった。
身体を小さく保つ事にかなりの忍耐を必要とする為、小さくなる事をあまり好まない竜族には珍しいタイプの竜である。
その名を白の王、セルヌイと言う。
ほんの幼い頃にこのセルヌイに拾われてその手で育てられたエイムは、同じ竜王であってもなんとなくセルヌイには弱い。
喧嘩する時は思いっきり喧嘩するのだが、今回は怒られてしまったのでしょんぼりとその身を縮ませた。
そこでやっと放して貰えたサッズが、長い尾でバシバシとエイムの身体を叩く。
「おっこられた!おっこられた!」
「お前本当に可愛いよな」
瞬時に身を躱したエイムは、サッズの足を掬って軽々と地面に転がした。
ドシン!と地響きが響くが、鉱石で出来ている玄関口は埃も立たず、ヒビ一つ入る事はなかった。
「この!バカ兄貴!乱暴者!」
サッズは転がりながら兄の尾を捉えると、丈夫な顎でガシガシと噛み付く。
やられている方は楽しそうに相手をしているのだから、サッズのこの奮闘が報われる事は無いのだが、この弟は飽きもせずに一方的に弄ばれる事を良しとせず、必ずやられたらやり返すのだ。
そういう負けず嫌いな所が逆に兄に面白がられているのだという事がイマイチ分かっていないらしい。
「ライカ、お帰りなさい。まったく、酷い有り様ですね」
銀の髪をした青年の姿となったセルヌイは目の前の少年をそう評した。
髪は落ち葉や泥が絡まってボサボサに、着慣れておくようにと纏っていた服は泥だらけになっている。
数え年で十四の少年は人としてもまだ小さく、人化したセルヌイの半分程の背丈だった。
だが、ライカと呼ばれた人の子の少年はニコニコと終始嬉しそうに家族を見ている。
そう、この人の子の少年は、赤子の頃からこの竜族の中で彼らの家族として育って来たのだ、いまさら何を驚く事もない。
「ただいま!セルヌイ、でもエイムを怒らないでよ。エイムのおかげですっごく早く帰れたんだし」
「ライカは良い子だなぁ」
エイムはサッズの相手をする片手間にライカに鼻息を吹き掛けると、その風圧でライカはゴロゴロと転がった。
その勢いで身体のあちこちを擦りむきながら楽しそうに笑い転げている。
「ライカ!エイム!危ない遊びはよしなさい!ほら、ライカ、身だしなみを整えますよ。人間はいつも身だしなみをきちんとしていないと他人に信用されない生き物なんですから」
「猫族みたいだね」
「鳥族もですね。大体誇り高い種族は自分の姿を美しく保つ事にこだわるものです。それと、人の地へ行くのですから守りのおまじないを掛けておきましょう。あなたの髪は力を容れやすいのでまじないも馴染みますよ」
セルヌイがライカの小さい手を引いて
「人間って、自分と違うものを仲間外れにするって前にセルヌイが言ってただろ?急に人間の社会に戻って大丈夫かなぁ、あいつ、やってけるのかな」
「むう」
エイムは赤い巨体でしばし玄関を眺めていたが、ふっと姿を変えて人の姿に変わった。
エイムは意外な事に、実は竜王の中でも人化は得意な方である。
普段はあまり人の姿にならないが、タイムラグなしに姿を変える事の出来る彼は、実の所、竜王の中では最も器用なのかもしれなかった。
「ライカの決めた事だから従うが、もし人間どもがうちの弟を苦しめるようなら、俺がやつらを喰らい尽くしてやるよ」
「エイムはその暴力から入る考え方をなんとかしなよ、って聞いちゃいないし」
青い幼竜であるサッズはイライラしたように尾を振って、さっさと野牛の死体を担いで家に入ったエイムを見送った。
サッズは自分が人化出来ない事に対して別にこれまで特に気にした事は無かったが、今となって少しだけ焦燥を感じていた。
人間の姿になれれば小さな弟に付いて行って守ってやる事が出来たのにと思うからだ。言葉も話せず、意思も定まらない小さな頃から見て来た弟が、たった一人で未知の世界へと行く事はどう考えても間違っているようにしか彼には思えない。
しかし、竜の世界では末子の決定は絶対だ。
ライカが決めた事は覆らない。
「はぁ」
サッズは一人、拗ねるように家の前で丸くなった。
― ◇ ◇ ◇ ―
さらりとした癖のない琥珀色の髪が持ち上げられてはくしけずられてゆく。
梳かす手は優しく愛情に満ち溢れて、微かに野草の飾らぬ花の香を纏わせていた。
「本当に綺麗な色の髪と瞳ですね。この世の守護を現す強き琥珀の色、これなら私のまじないも良く馴染むでしょう」
言われた者の手が、その言葉の主の銀色の髪をひと房掬い上げる。
「セルヌイの髪の方がずっと綺麗だよ、星の無い夜の月の光みたいだし、見ていると幸せな気分になれる。こっちの姿の時は眩しくないしね」
「ふふ、ありがとうライカ。さ、この花を髪に挿して出来上がりですよ」
言う通り、小さな束にして結んだ可愛らしい花の飾りを髪に飾って、
そのままその場に立たせると少し離れて出来上がりを検分するように眺める。
「あのなぁ、」
微笑ましい母子の戯れのようなその光景に異分子が割り込んだ。
赤い髪に赤銅色の肌、黒檀のような瞳の、見るからに武人、いや、どこか野放図な雰囲気は無頼漢という方が近いかもしれない。
何にせよ他人を圧する威風を放つ男である。
「ライカは男なんだからそんなふわふわした格好させんなよ」
いかにもうんざりした口調で言った。
「いいじゃないですか、花ぐらい。似合うんですから」
「良い匂いだよね。俺もこの花は好きだな。ちょっと苦いけど美味しいし」
黙っていた時には可憐でおとなし気な少女にも見えていたライカだったが、口を開けば元気のいい少年以外の何者にも見えない。
「食うんかよ!大体お前ら、なんか守りのまじないを掛けるとかなんとか言ってただろうが。その花がまじないに関係するのか?ああ?」
にこりと微笑んだ少年のその顔を見れば赤髪の男もつい仏頂面を解いてしまう。
彼らはえてして身内の年若い者に甘いのだ。
だが、男はすぐにはっとしたようにまた顔をしかつめらしく戻して問い質す。
「もう施しましたよ。髪に防御のまじないを掛けましたから、こうやって編んでおけば、頭や首、そして背中も守る事が出来るでしょう。これを断ち切れるのは私かタルカスかライカ本人だけです」
にっこりと笑って答える銀の髪の青年に、赤髪の男は疑わしげな目線を向けた。
「じゃあやっぱり花は関係ないじゃねえか。もう明日にも出発だろうに、そんな変な癖をつけて、人間世界でライカが浮いちまったらどうするよ」
「大丈夫です。私のライカはちゃんと場をわきまえていますよ」
けろりとして銀髪の、白の王セルヌイはそう返した。
「私のとはなんだ!俺らみんなの身内だろうが!」
「あなたの単細胞がうつるといけませんから、あなたは縁を付けないでいてくださると嬉しいのですが」
「てめぇ、久々に一戦やるか、ああん?大陸の半分くらい割る覚悟だろうな?」
「ご自分だけで転げまわったらいかがですか?川の一つも出来て、周囲に棲むものから感謝されるかもしれませんよ」
「てめぇの隙間だらけの鱗に掛けて、太古の大岩の中にその澄ました頭を突っ込んでやるよ」
「セルヌイ!エイム!」
ライカは仁王立ちで手を腰に当て胸を反らすと彼らを睨んだ。
「いい加減にしろよ、俺の旅立ち前の最後の思い出を身内の喧嘩にしてしまうつもりなの?」
「う……」と、二人の同じような声が漏れ、舌戦が止まる。
「全く竜王方はじゃれ合うのがお好きよ」
やたらと広い、というより洞窟そのままのその部屋の入り口に、もたれるように立つ新たな影がそう断じた。
「別れの夜だと言うに」
「ポルパス!」
少年が駆け寄る相手は、今までの二人とは全く異なる姿の持ち主だった。
いわゆる異相。
赤黒い、硬く放射状に広がる髪に、全てが赤く染まった目。
口には牙が覗き、人には有り得ない程に大きく横に裂けている。
「ライカ、また今宵は可愛らしい
ニタリと笑う。
「いや、食うなよ」
ぐったりとしたように赤い髪の、エイムと呼ばれた男が言う。
そこにサッズがいたらお前が言うなと言った事だろう。
馴染んだ雰囲気はありながらも、ライカと呼ばれた少年以外の者がその異相の相手を見る目には、どこか隔意があった。
彼らが言い交わす間に、広い部屋をようやく横切ったライカは相手に飛びつく。
「来てくれたんだ」
相手の異相など全く頓着せずに、そのまま抱きついた。
「来ぬ訳もない」
関節と関節の間がやたら長い指で少年の髪を梳いてやりながら、その相手、ポルパスは言葉を継いだ。
「だが、我は未だ納得はせぬ。人間はあの恐ろしい者達の末、それらが群れ棲む場所へお前をやるとは、覚えの深き竜の王とも思われぬなさりようよ。人の子の言葉の毒は我のそれに劣らず。まして見目は花の如き女人の毒たるや、必ず男を惑わし萎えさせると聞く。その儚き身からは思いも及ばぬ程恐ろしきものどもよ。同属から伴侶をなどと思わずに、いっその事、我と契ればよきものを」
「どさくさにまぎれてなにを言ってやがる、この男女が」
「おお、世を覆う程広き魂の主たる竜の王が、ただ一つ身で全なる我が身を羨むとは」
「誰が羨むか!おい、ライカ、この口さがないヒドラ蛇めを細切れにして酒のつまみにしてもいいかな?」
「いや、別に俺は嫁取りに行く訳じゃないし」
「ならば尚更行く事もないであろう」
「だからと言ってお前の婿になぞ出すか!そもそも一つ身で雌雄併せ持つくせに伴侶などいらんだろうが!」
「ふむ」
セルヌイは感慨深げにそのやりとりを見やった。
「噛み合っていないようで噛み合っているのは一つの素晴しい奇跡のようでもありますね」
「いや、感心してないで止めてはどうだ?」
いつの間にやら傍らに立つ、長身黒髪黒目の青年が呆れたように呟く。
「タルカス、こんな時に今まで何をしていたんですか?」
「お前らが放り出した仕事を片付けていた」
「……」
セルヌイの冴え冴えとした緑の目が、感情一つ浮かべる事のない彼、タルカスを射るように見つめた。
「わずかな間目を離したからと言って崩壊するような世界でもないでしょうに。死ぬ程馬鹿ですね」
「言いたい事はそれだけか?」
しばしの沈黙が彼らの間に落ちる。
ややあってセルヌイは佇むタルカスを放置すると、賑やかな方へと歩を進めた。
「ポルパスよ、ライカは彼の親の望みを叶えにゆくのだ。そのように引き止めてはその子も辛い。笑って送り出してやろうではないか」
「セルヌイ様、人の毒、ましてや毒婦の手管の恐ろしさはこのような幼子の敵う所に非ず、たちまちに骨まで食われてしまうでしょうに。いかな覚悟で愛し子を送り出されますのやら」
「俺は幼児ではないぞ!」
ポルパスの己に対する評価に、ライカは文句を言う。
「案ずる事はない。」
セルヌイは、その、この世のものとも思われぬ美しき面を微笑みで明るく彩った。
「ライカにはこの私が手ずから女子の手管も人の駆け引きもとくと教え込んだ。みすみす簡単に騙されたりはせぬ」
その場の、ライカとセルヌイ本人を除く全員の視線が冷え冷えと彼に注がれる。
確かに、この一同の中で、最も人間界を知るのは、彼、セルヌイだろう。なにせ彼は人間として彼らの国に紛れて暮らした事すらあるのだ。
しかし、彼は少々物事をおかしな風に解釈する独特の才能を持っていた。
その彼の教えというものは、想像する事すら恐ろしい。
(何をどう教え込んだんだ?)
言葉にすれば何かが壊れてしまうというように、形にならない問いがそれぞれの胸で呟かれたのだった。
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