益虫への応援コメント
文芸部へのご参加、ありがとうございます。
日常的な電車の風景の中で繰り広げられる、静かな違和感と不思議な光景。一見すると不可解に思える出来事が、最後の一行動によって見事な納得感と独自の世界観へと反転する、大変個性的で引き込まれる素晴らしい作品を読ませていただきました。
■ 全体を読んでの感想
静かな揺れが続く電車内というごくありふれた日常の場面から物語が始まり、乗客たちの穏やかな空気感の描写に、最初から深く引き込まれました。
隣に座る女性の落ち着いた佇まいや、静かに進んでいく光景の描写が非常に丁寧だからこそ、作中で起きる出来事の不思議さと独特の緊張感が際立っています。
一見すると理解を超えた出来事が、ラストシーンでの何気ない検索行動によってこの世界における「日常」として静かに着地する鮮やかさに、深い感銘と面白い余韻をいただきました。
■ お題「伏線(ふくせん)回収」と描写の活用について
本作は、お題である「伏線回収」を、読者が抱く大きな違和感を独自の世界観の納得感へと一気に反転させるための、非常に巧みな仕掛けとして使いこなされています。
・何気ない仕草と光景という「種の配置」
女性の穏やかな表情や焦りのない態度、そして肌に寄せる静かな意識。一見すると奇妙な出来事の中に置かれた不自然なほどの落ち着きが、物語の結末に向けた丁寧な伏線として機能しています。
・検索行動による鮮やかな伏線回収
スマホを開いて行われる何気ない操作と、主人公自身が心の中で選ぶ検索ワード。この最後の一連の行動によって、それまでのすべての光景の意味が一気に繋がり、世界観の全貌が鮮やかに回収されます。
・タイトル「益虫」と世界観の結びつき
タイトルである「益虫」という言葉が、伏線回収を経て物語の核心と見事に重なり合う構造。違和感を恐怖で終わらせず、洗練されたユーモアと納得感へと着地させる素晴らしい構成だと感じました。
■ 最後に
「伏線回収」というお題を通して、これほどまでに独創的で、見事な反転を見せてくれる素晴らしい物語を届けてくださり、本当にありがとうございました。
また部室にて、あなたの紡ぐ、鋭い感性と独自の美学に満ちた素晴らしい作品に出会えるのを心より楽しみにしております。
作者からの返信
@naimaze様
お世話になっております。
企画に参加させていただくのは二度目です。今回もとても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます。
そしてまたこのたびも丁寧なコメントをいただき、感激しています。
短い話でしたが、ここまで細やかに読んでいただけるなんて。
課題も無事に消化できていたようでホッとしました。
読んでいただき、ありがとうございました!
益虫への応援コメント
拝読いたしました。
寄生虫ダイエットというものが昔流行りましたね。豚肉を生で食べて寄生虫を飼うのだとか。確かに痩せる効果はあるらしいですね。
ただそれは栄養を吸われてやつれているのと同じらしく、体にとっては非常に不健全なことみたいですね。
必ずしも避けられるとは限りませんが、自分の中に全く別の意思を持った生き物が棲んでいるのはぞっとしないですね。ほとんどがエイリアンのような見た目をしていますから。
だけど美容のために良いなら、本当に実行する人はかなりいそうです。
作者からの返信
二ノ前はじめ様
ありましたね、寄生虫ダイエット!
無茶しますねぇ。犬でも猫でもお腹に虫がわくと瘦せこけますし、それを人間に当てはめたのでしょうけど……
実際にあったらきっと実行する人は多いでしょうね。
メーカーによって虫の質が違ったりもするのでしょうか。
コメントレビューもありがとうございます!
二ノ前さんの語りに合わせ、カタタン、カタタンと走行音が聞こえてきそうです。
益虫への応援コメント
わぁ、なんか猫小路さんらしい理不尽なホラー!
私は肌が綺麗ではないけど、吹き出物はやはり気になります。ナッツ類を食べすぎるとできますねぇ。
それを綺麗にしてくれる虫なら飼ってもいいとさえ思ったけど、鼻の穴に飼うのはちょっと。しかも人前で鼻から虫が出て来るのはちょっと。
そこを何気なくこんなストーリーに仕上げる猫小路さんの頭の中、覗いてみたいです(笑)
作者からの返信
七月七日様
陶器みたいにすべすべ滑らかな肌、憧れます~✨
そんな肌が手に入るなら鼻の穴に虫の一匹や二匹……!
電車で突然そんな場面に出くわしたら動揺しますね(;'∀')
でも鼻から虫出してる人が多数派になったらそれも普通の光景になるのかなぁ。
コメントレビューもありがとうございます!
益虫への応援コメント
猫小路さん……!
ご無沙汰しております……!
いやあ、恐ろしいですね……。鼻……鼻かぁ……:(;゙゚'ω゚'):
かといって耳じゃゴソゴソうるさいですもんね。(?)
ゾワゾワと緊張してたものですから、くしゃみの場面でジャンルが変わったように感じました(笑) 彼女だけでなく、おとなしい虫もちょっとかわいく見えちゃいました(笑)
しかしあの様子じゃ、まあまあな頻度で買い換えることになりそうですね🤔 一匹いくらなんだろう……。
おっと、鼻がむずむずしてきたので失礼します。
今回もたっぷり楽しませていただきました✨
作者からの返信
白菊さん……!
こちらこそご無沙汰しております……!
鼻ですよ、鼻。でも、そう、耳はもっと嫌だと思うんですよね💦
どこならいいかと考えましたが、やはり髪の毛の中が無難でしょうかね……うっかりシャンプーでがしがししてしまわないように気をつけないといけませんね( ;∀;)
くしゃみでジャンル変ww🤣
鼻がむずむずするまで楽しんでいただけてうれしいです。
こちらこそ楽しいコメントレビューもありがとうございます!
益虫への応援コメント
うわあ、いいですね! こういう気持ちの悪いお話も大好きです o(≧▽≦)o(もちろん誉め言葉です)
主人公が怯えるのではなく、自分でも飼おうとするというラストもとても面白いです。だからタイトルが「益虫」なのですね……! 異様な出来事と平和な車内の対比も見事です。
でも人前で鼻から虫が出てくるというのは、かなり恥ずかしいですね。せめてひとのいないときに出てきてほしいものです (>▽<;
作者からの返信
ハル様
わーい、ほめられた!ありがとうございます(*´▽`*)
鼻から虫はかなり嫌ですよね(笑)
マスクしてた頃ならまだなんとかなってたかもですが……
隣に突然そんな人がいたらすごく動揺すると思います、わたし( ;∀;)
お星様もありがとうございます!
益虫への応援コメント
虫が伸び縮みしながら肌を這い、また鼻の奥へ戻っていく。その動きが生々しくて、読んでいるこちらの顔までむずむずしました。彼女が平然としていることも、不気味ですね。
そして最後、「僕」がスマホで検索を始めるところでぞっとしました。目撃した異常を遠ざけるためではなく、自分にも使うために調べ始めている。自分の肌の悩みが明かされることで、その変化に納得できてしまうのが怖いです。
日差しも電車の音も変わらないのに、「僕」はもう冒頭と同じ場所にはいない。「益虫」という呼び方が成立してしまう結末に、嫌な余韻が残りました。
作者からの返信
フミオ オーガスタ様
むふ🎵虫の描写にむずむずしていただけてよかったです。
横にいる人の鼻からそんなのが出てきて動いてたら絶句しますね。わたしだったらすごく動揺してしまいそうです。
知る前と後とでは、いる場所は違ってくる……コメント拝読して唸りました。深いです。
そしてこのたびもまた素晴らしいコメントレビューをいただきました。
うれしくて繰り返し読んでいます。ありがとうございます!