青いひつじ

ある日、私の元にやってきた相談人の男。 内容は、出て行った妻が帰ってこないというものだった。 あなたは、出来事のその奥に目を向けられていますか？

クラスで起きた、男子生徒たちの殴り合いのケンカ。 私は、嫌がらせを受けていた生徒をより一層気にかけるようにした。 本当に心に闇を抱えているのは、いじめられている子？それとも‥‥。

"負の感情エネルギー"を電力に変える機械が発明された。 人々はその画期的な機械に喜び、多くの人が使うようになった。 自分の声がどこに消えているのかも知らずに。

険しい道のりを諦めず進んできた熊。 しかし出会った動物たちが発したのは、称賛の言葉でも、労いの言葉でもなかった。 熊は次第に、自分の頑張りをちっぽけだと思うようになった。

ある日、助けた小人からジャンケンを操れる力を授かった主人公。 初恋の女性を目の前に、力を使うタイミングを逃した主人公だったが、最後、自分の運命を動かすものが何だったのか知ることに…

世界は常に変化している。 もしかしたら、あなたの想像しているもっと早いスピードで。

霧の森を守る、水の魔法使いエディ。 ある日突然、大雨が森を襲い、エディは川を流れる人影を見つける。 川から引き上げると、それは傷だらけの少女だった。雷に打たれ記憶を失ったダルシー…

スラム街に建つ団地の中で盗みをしながら生活していた少年。 ある事件後、少年はひとりの男と契約を結んだ。 そして、男の命令に従い盗みをして暮らす中で、悲しい真実を知ることになる。

僕は、先輩たちから"三重の弟"と呼ばれている。姉のせいで。 僕と、偉そうな姉と、呑気な国子さんと、平凡な拓哉さん。 これは、とある家族の日常を描いたお話。

占い師と科学者が支配する小さな国にアスランは住んでいた。10歳の時、隣の大国カンカーラ国からジーベルという少女が転校してくる。 ジーベルは勉強もでき、運動神経も抜群の優秀な女の…

初めて来たのに、不思議と落ち着く懐かしい場所。どこかで見たことがあるような景色。それはもしかしたら、前世の誰かの記憶かもしれない。

幸せなだけじゃない、少し苦くて、切なくて、思わずため息が溢れるような恋のお話。 日々のワンシーンを切り取ったような、恋の短編作品を掲載していきます。

ある夜、交番に1人の男がやってきた。男は腕を怪我していた。繁華街の路地裏で見知らぬ男に撃たれたという。 犯人の男が残した言葉は「shoot by 3」 その後、この地域では不可…

私は、人生無双カードを手に入れた。 これは願ったものがなんでも手に入るカードで、チートカードと呼ぶ人もいる。 しかしひとつ条件があり、なんでも手に入る代わりに、本当に大切なものが…

タニル国。７年前に起きた戦争で、この国は北と南で分断され、北には貧しい人々が、南には裕福な人々が暮らしていた。そして北のエリア(セラタ地区)では、5年前から不可解な誘拐事件が起き…

小説って何だろう。 書くって、楽しいって何だろう。 これは、私が初めて小説を書いた日のお話。

ある日、僕が屋上に行くと1人の男子生徒がいた。 フェンスに座る彼は僕に"ここから飛び降りるのを止めてみせて"と言ってきた。 答えを考える中で、僕はあることに気がついていく。

ある町に暮らす、ルイとソニ。 ふたりは魔法使いの末裔だった。 この町から逃げ出すことになったふたり、ルイはソニを守るため最後に自分の魔法を使うのだった。

島に女が転校してきた。 名前は白石弥生。 白石にどんどん惹かれて行く彼と、 秘密をもった彼女のお話、

海の粉。 それは、降ってきた雪が海の上に広がって、キラキラ光る幻想的な景色。 私は、一度だけその景色を見たことがある。

私たちは、なぜこんなにも走っているのだろう

たまたま見つけたとある作文。 初めて出会った、言葉にできない気持ち。

私の影は話すことができる。その影は、１０年前突然現れた。 月日が過ぎてく中で、私は少しずつ影の正体に気づいていく。

我々は衝撃の真実を知ることになる

専業主婦の妻が、料理教室のアシスタントを始めた。 働き始め、今まで献身的に私に尽くしてくれていた妻は、どんどん変わっていってしまった。

就職面接に向けて、自己分析ということをしてみた僕。 昔から調べることは得意だった。 色んな情報に溢れたこの世界で、面接を通過することなど、容易いことだろう。

私は、とある謎の生物を探している。 "四足歩行"をヒントに、地面を見つめ探す私に待っていた結末とは

私はある星に潜入し、その星について調査している。 そこにあったのは、私の星とは全く違う文化で生きる生物たちの姿だった。

僕の星では、プラスチックから人間がリサイクルされる。 彼らは、いつも穏やかで、恋愛感情を持たない、はずだった。

少し変わった彼女。 変な例えばっかりする彼女。 僕のために、怒ってくれる、優しい彼女。

道路から落ち、怪我をした恋人たちの前に現れたのは、髭を生やした男だった。 髭男は、恋人たちを助け、さらには、何かひとつ願いを叶えてやると言った。 それぞれが願ったこととは一体。

近くにいても、伝えることはとても難しくて。 今はただ、側にいたいと、そう思うんだ。

私の住んでいる第6地区では、記憶の売買が行われている。 成人した私はこの地区を離れる際に、母親との記憶を売ることにした。 記憶屋の店主から帰りに、サービスだと受け取ったのは、他人…

10年前、タイムカプセルに閉じ込めた自分宛の手紙。 この手紙を開き、私は本当の自分の心に触れる。

女は、とある骨董屋でえらく古い鏡を見つけた。 その鏡はなんと、話すことのできる鏡だった。 鏡の言葉で、どんどん美しくなり変わっていく女。 女を映し出す本当の鏡は、どこにあったのか…

私の博士が発明したのは、悩みが吹き飛ぶ機械というものだった。

目が覚めると、男は遭難していた。 そこには、もう1人、遭難した男がいた。 脱出しようとする2人の前に現れた小人は、2人に幸せになるための道具を授けるという。 道具を手にした男に待…

私は、最近起きた不法侵入について相談するために、相談室へと向かった。 男から伝えられたのは、意外なアドバイスだった。 そして気づいた頃には、私は、何で悩んでいたのかも忘れていた。

彼は桜が嫌いだろう。 桜を見ると、別れた私を思い出すから。 そして、それは私も同じだった。 普通の生活の中にあった、特別な約束。

ある日、1通の手紙が届いた。 それは、地域で開催されるドミノ大会の招待状だった。 優勝賞金を求めて参加した私。 手にしたいものの隣にあるのは、私が1番苦手なことだった。

いつもの山で見つけた、幻想的な桃源郷。 本当の姿を見た私は、ひどく失望してしまった。

この頃の我が国は、おかしくなってしまった。 流れてくる動画は、どれも常軌を逸したものばかりだ。 まぁ、どれも私には関係のない世界なのだが。

高級時計や高いスーツ。 心の豊かさを手に入れた時、それらは自然と離れていった。

とある、自治体のキャンペーンに参加した私。 過去のことを謝って、自分の中のモヤモヤを晴そうとしたが、私はどうやら思い違いをしていたようだ。

あの頃の私は、野良猫のように臆病だった。 ４年前、私は全てを捨て、この街を離れた。 本当のことは、どれも、あなたには言えなかった。

あの日の夕焼けを、今でも鮮明に覚えている。 秘密を抱えた彼女と、後悔まじりの僕の少し切ない物語。

男はある島に向かう船に乗っていた。 そこは、男が、いつか必ず行きたいと思っていた島だった。 しかし船は遭難し、辿り着いたのは、水のない島だった。

きれいな母親、きれいに整えられた家。 私は、とても恵まれた環境にいる。 それなのに、彼女の方が幸せに見えるのは、なぜだろう。

高校3年の夏、大事な試合の前に僕は1羽のスズメを救う。 そのスズメは、突然はなしだし、僕の夢を叶えてくれるという。 僕は、確かに、スズメに夢を伝えた。