朗読動画はAI音声ソフト・ボイスピークを使用して作りますが、元々ナレーション前提のソフトという事もあって、表現に苦手なことがあります。
それ以外にも朗読しにくい作風というのもありますので、そういったものを、いくつか書き出しました。
◆【AI音声ソフトが苦手な表現が多いもの】
叫び声、笑い声、極端な驚き声、泣き声、老人声、噛みセリフ
このあたりが上手く表現できないので、上記のセリフが多いものは避けさせていただきます。
(「え?」とか「あ?」は、頑張れば微調整でなんとかなります)
◆【規定文字数以内に登場するキャラが多すぎるもの】
ボイスピークは、女性✕3、男性✕3、子供✕1の音声が使用できますが、個性に極端な差を出すのが難しいです。
ですのでキャラが多過ぎると、朗読させた時、誰が誰だかわかりにくくなる可能性あります。
4,000文字以内にキャラが登場し過ぎる作品は選びません。
◆【4000文字以内でも何が起きてるか分からないもの】
プロローグや第一話が、極端な伏線回になってる話は選びません。
約3000文字で8分程度の朗読動画になるのですが、約8分過ぎても話の状況がよくわからないと思われる作品は選ぶのを避けます。
◆【絵文字】
稀に(。・ω・。) やwwのような絵文字やネット用語文字を入れて会話表現させている作品がありますが、そもそも音読できないので選びません。
◆【頻繁な場面切り替えに説明(地の文)がないもの】
全く違う場所で起きている出来事を地の文なしで頻繁に切り替えるもの。
多分、作家さんの頭の中ではアニメのカット切り替えが浮かんで書かれているのだと思いますが(意図と気持ちはわかるけど……)、シーン切り替えの説明となる地の文が無いものを単純に朗読させた時、何が起きてるのか意味不明になる可能性が高いです。
切り替えが少しならSE演出で何とかなるかもしれませんが、4000文字以内に頻繁なシーン切り替えがあるものは避けます。
(文章技術が高く、上手に補っているものであれば別)
◆【誰が言ってるセリフかわかりにくいもの】
地の文がないセリフだけで進む会話劇で、誰が話しているのか分かりにくいセリフ。(キャラふたりが同時に発する感嘆セリフなど)
朗読した時に多分、作家さんのイメージしているものに沿えない出来になると思うので避けます。
◆【極端に3点リーダーが多過ぎるもの(無言セリフ)】
「……」の無言表現は、文章としてはセリフなのですが、音声化したときは無言、つまりセリフにはなっていません。
地の文が付け足してあれば別ですが、「……」を極端に多く含んだ会話劇だと片方が一方的に喋ってるだけの朗読となってしまいます。
そうした場合、作者さんの意図している事との相違が起きると思いますので避けます。
◆【過度な性的描写、グロ、残酷描写】
度を越した過激描写は、好みではないので選びません。
以上が朗読する作品を選ぶ基準となります。
まずは、個人的な好みが優先となりますが、技術的に難しい、朗読手法との相性がよくない作品は避けますのでご了承ください。
質問等あれば、近況ノートに専用のページをおこしておきますので、そちらへどうぞ。
https://kakuyomu.jp/users/zip7894/news/16817330649132103849【朗読動画にできる作品を探す企画です】
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330649131676350