• ラブコメ

10万記念を考えました!

30話でなく29話ご愛読ありがとうございます。

ちょっとシステム的なものとわたくしめの確認不足のせいで1話分まちがえました。

10万記念なんですが

一つは明日に30話を投稿します。
でもそこで一旦ストップします。
すいません、今その辺りが上手く調整できなくて進んでないので

出来次第投稿します。


もう一つは閑話みたいなのをここに載せます。

これはもしかしたら投稿しないかもしれないので
ならここでと...........

本編にはあまり関係しない?ので



タイトル そう……信じてるんだね



電車に揺られ帰っていく。

兄の最寄り駅から地元の駅までは都心を経由して1時半。
私鉄の駅のほうからでもよかったが3人で少しでも一緒にいたかった。

電車の揺れとさっき貰った青い星のキーホルダーが一緒に揺れている。
私にとって大切な物になった。

友情の証

美雲姉さんはそう言ってたが私にはもっと深い物に感じていた。

都心の駅から乗り換えを2回して地元行きの私鉄に乗り換える。
そこからまた揺られていく。

楽しかった時間を思い出し、私は電車で眠ってしまった…………






駅に着いたら辺りは暗くなり始めていた。
すれ違う人の足取りが早くなっていく中で私は家路に着く。
歩いて行くと外はもう暖かく夏がもう迫っている。あと梅雨が過ぎればもう夏だ。

私の足取りは軽く、小刻みなリズムで歩いているのを感じる。
早く家に着いて父の日のプレゼントを渡したかった。みんなで選んだプレゼントを……

そして家に着いた。門の前で私はまた会ってしまった。

あの人の姉、山川 真白に。


「あら、遥ちゃん。また会ったね」

「どうも……」

この人はどうも苦手でしょうがなかった。
5つも上で私にはあまり接点がない。
兄がよく怒られているのを見ていた記憶しかなかった。
それでも、優しかったのは覚えている。それだけ大人だったのだろう。


「今日は父の日の買い物に行ってたの?」


「はい……」


前回の記憶が甦る。
この氷のような目が記憶を刺激する。

「今日も奏多君と買い物だったの?」

私はそれを言いたくない。前回の事も結局筒抜けだった。

「それは答えたくありません」

「ごめんね、こないだの事は……どうしても雪には隠しておく事ができなくて」

「今さら兄の事を言ってどうしたかったんですか?」

そう、どうして今更なのだ。

「雪が最近、変だからね……」

変ってどういう事なんだろう。でも私の知った事ではない。

「そうですか。でも私達には関係ありません」

「遥ちゃん。あなたが奏多くんを大切にしてるように、私も雪が大切なの」

「それは分かります。真白姉さんは山川先輩が第一ですし」

「雪が最近怯えてるみたいなの、何にか私には分からないけど……きっと何かが怖いのかも……」

分からない、何が怖いの?何に怯えてるの?

あの時、兄に聞きたかった事って何?

でもあの人を見ると嫌でしょうがなくなる。

「山川先輩が今どうなっているのかなんて興味ありません」

「そう……」

一瞬の沈黙が起こった。私も真白姉さんも次の言葉が出てこない。

「私の大学にね、男の子の1つ下の後輩がいるの」

その話は一体なんなの。

「その子と飲み会で偶々会ったんだけど、顔が良くって喋るのもとっても上手いの。
なんて言うのかな……引き寄せられるっていうか、聞き入ってしまうような」

「その話は何の意味があるんですか」

「その子ね昔サッカーやっていたみたでね、可愛がってる後輩がいるみたいなの」

「本当に何も関係ありませんね」

「昔からとっても仲がいいみたいなの」

「もういいでしょうか……私、帰ります」

もう意味のない話はしたくない。

「ごめんなさい、呼び止めちゃって」

私は家に入ろうと家の門を開けた。その時また呼び止められた。

「そのキーホルダー可愛いね」

今日お揃いで買ったキーホルダー。私達の大切な物。

「ありがとうございます」

「青い星なんて可愛い。それどうしたの?
こないだはバックに付いてなかったみたいだけど」

「今日、買ったんです。みんなで」

「…………そう……信じてるんだね」

そう一言いって真白姉さんは駅のほうに向かって去っていった。
これが友情の証ってわかったのだろうか。

みんなで同じものを付ければ信じてる表れなのだろうか。



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