ゼフィガルド

気がついたら俺は、エロゲの悪役だった。 鏡に映る自分の姿は、プレイヤー達からのヘイトを一身に集めていた最悪の竿役「エレク」に間違いない。 ゲームのシナリオ通りに進めば、エレク…

　悪が排除された後のヒーローは用済みなのか？　戦いが終わり、無職になったエスポワール戦隊のリーダー『大坊乱太郎』は、勝ち取ったはずの平穏な世に馴染めずにいた。 　国からも人々から…

髭が生えて来た。第二次性徴が現れ始め、性別を意識せざるを得なくなった感情は何処へと向かうか。

グリガルド。人々を襲う怪人の総称である。特撮や映画の如くヒーローに倒される存在であったが、決定的に違うことがあった。それは、応援されるのはグリガルドの方であったと言うことだ。

人類は肉体と言う枷から解き放たれた。この世界に人間はいない。あるのは思考する魂だけ。

ミルロ・ザマは世界全体を統治する仕組みに抑圧されていた。胸中に貯め込んでいた憤りを晴らすべく、彼は圧政に立ち上がった一向に同行するが、それは新たな憤りの始まりに過ぎなかった。

ジャーニーは魔法少女物のマスコットである。友達であるアメヤの体に異変が起き始め、それは彼らの友情が崩壊する切っ掛けとなって……。

作家同士の集まり！　されど、それは某大手小説投稿サイトの様な場所ではなく、場末の本当に人がいないような個人サイトと言っても差支えの無いごく小規模コミュニティ内での出来事であった！！

某所で投稿した短編です。

私に危機が迫っていた。なんとしてでも、文芸部の部長が他所に行ってしまうことを避けたい。そこで、文芸部員らしく筆を執ることにした。

世はヒーローによって平和がもたらされた世界。その時代を築き上げた先達Mr.レガシーは時代の潮流に適合こそはするが、その中で薄れた物とは一体。

世の不安に呼応する形でヒーローと言う存在が生まれた。しかし、俗世に塗れた存在はやがて、本来の性質を失っていく。そのことを嘆く男がいた。

年が明けた。今年の干支は寅であり、十二支を代表する者として。恐れられる存在ではなく、皆に親しまれる存在になりと友のパンダに相談してみれば、ならば他の仲間達に学んで来ると良いと言わ…

戦いの中で四肢に損傷を負い、廃兵となったアヴァンは路頭に迷っていた。いよいよ食堂のゴミ漁りに手を伸ばそうとした所で、業者が駆けつけているのが見えた。彼らは『残飯屋』と言った。

　オークのハカタは料理人である。粗野で粗雑として知れ渡っている一族であるが、その印象を拭う為の料理を作るべく、その材料集めとして鳥人の里を訪れていた。

　辛い時。苦しい時。仕事や学校を休みたいと言い出せない貴方。どうか、お手伝いをさせて下さい。