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カラスの親指 道尾秀介

大好きで何度も読んでしまいます。登場人物が主人公が素朴で誠実な人なんですね。その人が詐欺師ざるをえなくなり、使えない詐欺師と詐欺師と出会い、話が展開します。登場人物が何人か出てくるがどの人もキャラクターがしっかりしてて、どこかに傷を負ってて魅力的です。文章には笑がありコミカルでどんどん読めます。そしてラストどんでん返し、そのどんでん返しがとっても魅力的で切ないんです。詐欺師が好きになってしまうと言う。現実ではありえない作者の技量だと思います。現実はネットでフィッシングを削除をする日々。うっとうしいことこの上ない詐欺がネット上で繰り広げられるのに。作者の詐欺師は愛おしく切ないんですね。矛盾したこの魅力的な作品。映画化されるのも納得です。

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