野栗

　こんばんは。

　考えたことありませんでしたが、言われてみれば、たしかにそうかもしれません。
　野栗さんがおっしゃるように、そもそも熱心な野球ファンなんて昔も今も人口のごく一部にすぎないのに「甲子園」に対して誰もが良いイメージを持っていると決めつけているのはおかしいですよね。今に至るまで、女子・女性のほとんどは部活やクラブで硬式野球ができない状況ですし、男性だってスポーツやその観戦が好きな人ばかりではありません。同じ都道府県の高校だから応援する、遠い地域だから敵対視するというのも、改めて考えると妙な話で、TVや視聴者が盛り上がっている（盛り上げようとしている）こと自体、変と言えば変です。
　それに、仮に「甲子園」という言葉に、野球という１スポーツを超えた、「ひたむきな若者たちが夢に向かって全身全霊で勝負に打ち込む場、お祭り」といった意味を認めるにしても、そういう精神にリスペクトを持たない下心丸出しの大人が安易に「甲子園」という言葉を使うな、という気もします。どうせ「カクヨム甲子園」と銘打ったところで、参加作品の完成度や文学性について、甲子園並みの真剣な吟味など行われないでしょう。安っぽいイベントに、大手から名前だけ借りてきて良いイメージを持たせようというのですから、気色悪いと言えばそうかもしれませんね。

　ちょっとディスりすぎましたか。
　一応、「数学オリンピックのようなもの」と思えば……とも考えてみたのですが、オリンピックは様々なスポーツをまとめた大会なので、「甲子園」の名を借りて男子高校野球だけ持ち上げているのとは違いますよね。

　コメントありがとうございます。

　予選の一回戦の相手は、「ひたむきな若者たちが夢に向かって全身全霊で勝負に打ち込む」というのとかなり毛色の違った(というても一応、みな人間でした)チームでした。草野球の延長いうか、阿波踊りのにわか連いうか、そんなノリやけん、打てば三振守ればエラー祭、高野連的には高校野球の風上にも置けんチームやったと思います。おかげさまで5回コールドで勝ちましたが、ほんまのところ、こういうチームて、少なくないんちゃいますやろか？　

　もう「甲子園を目標に、ひたむきな若者たちが夢に向かって全身全霊で勝負に打ち込む」いうコンテンツ化してひとり歩きしよる。ほなけん、うちんくの一回戦の相手みたいなチームがクローズアップされるようなことはまずないみたいやし、多分、向こうさんも変に持ち上げられるのは気まずいやろなと思います。

　一回戦の後、梨窪の民宿のスイカ畑から、番犬がうたた寝しよる間におっきいスイカ1個もろてきました。川で冷やして部員みんなで食べたら、口ヒゲについた赤い汁で監督に一発でバレました。

　狸球児的には、甲子園いうか高校野球がこんなふうにコンテンツ化して一人歩きして、関係ない分野にまで出張っていくいうか、社会全体に妙に広がっていくいうか、ちょっと気色悪いものを感じるところがあります。

　ついでですが、オリンピック・パラリンピック大会にしても、一昨年の東京大会だけやのうて、世界中の開催地で住民福祉の大幅な切り下げや野宿者・貧乏人の追い出し、反対の声を上げる市民への監視や弾圧など、それこそ甲子園の斜め上行く人権侵害がずっと横行しよると聞いとります。人間様のすることにあまり口をはさむ気はないんですが、特に冬季五輪ではスキー場建設のために山を潰してしまういうことが毎回ある、これは動物のはしくれとして、絶対に見過ごすことはできん思います。その「オリンピック」を数学とか関係ない分野の大会の名称に担ぎ出すいうんは、山や森あっての動物からしたらもうホンマにホンマにおとろしい限りです。怖いけんホンマやめてほしい。

　人間の高校球児に化ける程度は、オスもメスも赤子の手をひねるようなもんやけん、あまり意識してこんかったけど、ご指摘通り、マラソンやサッカー、ラグビーなどに比べて、人間の女性が野球をする機会いうか場いうか、ものっそ立ち遅れとる思います。
　まあ、女性が男社会にチャレンジする！　いうストーリー自体がコンテンツ化してますし(これ自体「男社会」いう前提があってはじめて成立する話やし)、どこから突っ込んだらええのか狸の浅知恵の及ぶところではないようです。
　日本のスポーツ界からすればどこもここも五十歩百歩ですが、ホモソの一番アカンところがこういう形で出とるような気がします。「男の〇〇」いうセリフもお腹いっぱいです。
　近い将来、甲子園やら高校野球いうたら、狸！　狐！　猫！　動物愛護！　にがっつりシフトさせたるわい、と先輩たちは息巻いとります。

　カクヨムさんの高校生イベントは、ガチ創作だろうが、仲間内のノリでのお気楽な参加だろうが、それは全くかんまん思います。高校野球こそ、うちらの一回戦の相手みたいに、草野球のノリでいけるぐらいがころおいやと思います。そうでないと、うちらが試合中にうっかり化けの皮はがしてしもた時に難儀なことになりそうやし。
　高校野球もカクヨム高校生コンテストも、参加資格は高校生限定、それ以上でも以下でもないし、ましてや比べるなんてナンセンスもええところです。
　個人的にどう思うかは自由やけど、うちらは人間様の「甲子園」推しぶりがホンマに気色悪いいうんがホンネです。

　みんな違うて、みんなええ🐾

こんにちは。

こだわりですねー
確かに、安易に『 甲子園 』と銘打つのは、違和感があります。
日本特有のモノでもあるかと。（笑）

ちなみに、狸ではありませんが、私が住む愛知県尾張地区に、小牧山があります。 織田信長が築城した小牧城（ 当時は天守閣はありません ）がありますが、この山の中腹に、吉吾郎と名乗る化け狐の大親分がいたそうです。 当時、４００匹ほどの化け狐の子分を従え、尾張地区に一大勢力を誇っていたのですが、時々、人間に化け、信長の尾張地区統一の邪魔をしていたそうです。
ウワサを聞いた三河の徳川家康が、三河の大狸を送り込み、小牧山城下で『 大化かし合戦 』が繰り広げられたとの事。
勝負は、吉吾郎の勝利だったそうですが、諸説あります。

小牧山の中腹には、吉吾郎稲荷神社もあり、調べてみると面白いですよ☆

夏川様
　コメントありがとうございます❗

　高校生がどんな青春を送るか、それは人の数だけ色々あって、その間に上下はないはずなのに、◯◯甲子園、というネーミングはないわー、思います。彼氏彼女といちゃこらする青春も、うちらみたいに毎日甲子園目指して練習に励む青春も、その値打ちは同じのはずやのに、そこに分断みたいなもん持ち込まれるようなのって、うまく言えへんのやけど、なんやしら気色悪いんです💦

　狐狸猫は、古くから日本全国津々浦々で変化と化かしで人間様を手玉に取ってきました。野栗はまだまだ知らんことだらけで、うちら狸から見てもホンマ心許ないこと夥しいです。詳しく教えて頂きありがとうございます🙇
　
　盛夏の折、お身体に気をつけてお過ごし下さい🍉