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阿南キャッツユニオン 連帯声明

 阿南キャッツユニオンより、徳島県ラクーンドッグユニオン春の総がかり行動に連帯の意を表します。

 阿南キャッツユニオンでは半世紀以上前より、高校野球の名門・阿南加茂高野球部に在籍する多くの化猫からの労働・生活・健康相談を受けてまいりました。
 中でも投手として県予選からワンオペプレーを強いられた末、甲子園で右前足を傷めて今もその後遺症に苦しむ三毛組合員の法廷闘争をはじめ、ユニオンは多くの化猫のたたかいを支援し、くらしを支え続けてまいりました。

 現在、日本高野連はアンチドーピングと称してマタタビ使用の全面禁止に踏み切るという、全世界の猫に対する極めて不当な挑発を公然と行っております。
 すでに皆様ご存知の通り、マタタビは猫の精神安定・気力向上に有効な成分を含有し、古くから猫の日常生活と切っても切り離せない存在です。しかしながらそれは、決して人間のドーピングのような競技力向上を意図するものではありません。特に学生スポーツにおいて、われわれは従前より比較的効能のマイルドな枝のみを使用しております。
 猫にとってのマタタビ、それは例えば人間がコーヒーやコーラ、ポカリスエットを飲んだりガムを噛んだり、レモンやスダチの汁を唐揚げや刺身にかけたりするのと何ら変わらないものです。

 われわれは日本高野連に以下の要求を掲げております。

・全ての化猫選手のマタタビ使用を全面的に認め、マタタビとドーピングは全く無関係であると各都道府県高野連に周知徹底すること。
・今回の高野連決定により生じたマタタビへの風評被害に対して、阿南キャッツユニオンはじめ、全ての化猫選手に対して真摯に謝罪し、生じた損害に対して具体的な補償を行うこと。
・猫抜きに猫のことを勝手に決めるな。

 徳島県の雌狸球児の妊娠出産育児問題は、われわれ化猫にとっても、極めて重大な共通課題であります。
 一匹の直面する困難、それは全ての動物の問題に他なりません。
 われわれは、今回の徳島県ラクーンドッグユニオン春の総がかり行動に、心からの連帯を表します。
 ぜひ、甲子園で紫紺の大優勝旗を勝ち取り、その勢いで要求貫徹を実現されることを願ってやみません。

万国の動物よ団結せよ!
ソリダリティ! 

*アルファポリスに投稿したものに、多少手を加えました*

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