更新したら近状ノートに書き込むといいと小耳に挟んだので着た次第です。
今日(?)二回目の更新、ちょっと長めでお送りしております。
そういえばなのですが、新(しい満)月祭り的な感じの前の話の小話なのですが、結構ネタバレを含んでおりますのでこちらにアップしようと思います。
それでは、どうぞ! (深夜テンション)
side クロード
笑顔で自分の父親に容赦なく魔法をぶっこむマリーファ様は、まちがえなく前と比べ物にならないほどの力を持っている。
今は、琴という名前らしい開幕式に披露していた正座の一つによく似た楽器を奏で、それをきき苦しむモルモットと曲の関係性を調べているらしい。
できるだけ風魔法で音を遮断しているが、それでもダメージを喰らうのだからことの恐ろしさがうかがえる。
まあ、モルモットは無駄に頑丈だし大丈夫だろう。無意識に霊気を使って防御をこなしているから死にはしない。もし死なれたらマリーファ様が魔王になる必要があるから死なれるわけには行かないが。
(マリーファ様の魔術、俺が食らったら即死だな)
魔王の右腕と呼ばれる俺が一発なのに何故モルモットが無事なのかという謎は放置して、ますます美しくなった主人と定めた人の楽しげな姿に目を細める__
(おいっ、助けろッ 助けてくれぇーっ、おれ、一応お前の主人だぞっ
てっ聞いてんのかよっ うがががっ、っておいまてッ)
至福の時間を邪魔してくる、俺の主人は自分だと勘違いしている騒がしいモルモットの念話をぶちぎった。