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異世界への行き方がわからないので、現世で頑張ろうと思います。

 異世界でなにかをする話が人気だということは、ランキングを見ればわかります。ジャンルのトップが『異世界ファンタジー』『現代ファンタジー』なので、読者が求めているのは魔法や特殊能力です。
 しかし、私は空想的な話を書くのが苦手で、中世ヨーロッパで心機一転頑張る話がまったく思いつきません。そのため、今は1万字以内の私小説ばかり書いています。

 というのは半分冗談で、カクヨムWeb小説短編賞2022に『令和の私小説』部門があるからです。このコンテストがなかったら、私は私小説を書かなかったと思います。

「この話のモデル、お前やんけ」

 別の作品を投稿したときに、そう思われたら嫌だったからです。

 でも、テーマがちょうどよかったので書きました。墓場まで持っていくつもりの秘密……知り合いにバレたら「あれはフィクションだ」でごまかそうと思います。
 そもそも、私小説はフィクションです。『人間失格』を書いた太宰治は美少年ではありません。それと同じです。なので、もし私を見つけても話半分で読んでください。私は小説家ではありませんが、物書きはたいてい嘘つきですから。

 今更ですが、応援やレビューありがとうございます。基本的に誰にも読まれない前提なので、通知が来たときは「わーい」と喜んでいます。これからも作品を投稿する予定なので、また読んでいただけると嬉しいです。

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