『今日電話したら
「もう遅いんだからちゃんと寝ろ」って言われた
うるさい
今から寝るし』
「仲いいな」
兄妹なら、こんなものなのだろうか。自分には妹も姉もいないので分からない。
そこから数件、また指が止まった。
『おにーちゃんは私のこと世界一かわいいと思ってるから』
「…………」
一度通り過ぎかけた画面を戻した。読み間違いではない。
「兄貴だよな?」
誰もいない部屋で確認する。兄妹仲がよければこんな冗談もあるのかもしれないし、星野凛なら言いそうでもある。
そのまま過去へ進むと、今度は数年前の投稿が目に入った。
『私は将来おにーちゃんと結婚するので』
「は?」
男は上半身を起こした。ずれた枕を肘で押さえ、投稿の日付を確かめる。ずいぶん古い。その前にも、同じ相手について書かれたものがあった。