正しくなくていい。
未完成でいい。
それでも、自分の「好き」に向かって突っ走る。
この作品を読み終えて、そんな青春の眩しさが強く残りました。
この作品の言いたいことはまさにこれですね
自分の好きに向かって突っ走る時人は正解を見ようとしがちです
ただそんなものを正解だっていいはれる人間は中々いない
結果論的に言えるからこそ後に振り返るんですがそれは後
今は突っ走る
しっとりと青春を振り返るのではなく、今まさに彼女たちと一緒に走っているような感覚。
これは桜夏が激しく速めの曲を選んでいる理由に直結します
自分たちは歩いている暇はない。残された時間があと1年と少しだけだからこそ
疾走感を持って行動しています
笑って、悩んで、ぶつかって。
気がつけば次の場所へ進んでいる。
登場人物たちの熱量が、そのまま文章にも乗っているように感じました。
本当はもっと笑っていて欲しかったんですが青春のFRAMEのつぎはぎだからこそ
彼女たちの物語は圧縮されて届けられています。青春のいつの間にかと噛み合わせることが出来ていたならばそれは嬉しい限りです
『夢はきっと全部青春でできている』
このタイトルも、読み終えたあとに改めて見ると、とてもいい。
夢が叶った瞬間だけが特別なのではなくて。
何かを好きになったこと。
夢中になった時間。
一緒に笑った人。
失敗したこと。
遠回りしたこと。
そんな一つ一つまで含めて、きっと全部が「青春」だったんだろうなと思わされます。
今になって、また傍から見て、これは青春だったと感じることが多くなる年齢になりました
だからこそ、今君たちがやってるのは十分青春なんだよと言えるようなそんな素晴らしい大人になりたいですね
だからきっと全部が青春だったとしましたし、彼女たちは当事者なのでそれがまだ分からないです
読んでいるうちに、ふと自分の学生時代まで思い出しました。
自分の青春も、こんなにキラキラしていただろうか。
きっと当時は、そんなふうには思っていなかったのでしょう。
これが一番作品に込めた仕掛けです
この作品を読んで自分の青春を想起させることができたならこれ以上嬉しいこともないでしょう
その僅かな一瞬を思い出した瞬間、この作品の格は一つも二つも上がる自信があるのです
ありがとうございます!