芦屋奏多

天音と灯里は放課後の音楽室でピアノを弾き合う。 天音の探し求める音。灯里の探し求める音。 お互いが高めあい、やがて出会う理想の音に。 「この世界には音しかない」 小説家に…

時間は有限のもので消耗品でもある。 そんな時間論に捉われ行動する多紀の日常の物語。 短編ショートショートの連載です。 小説家になろうにも掲載しています。

栄太と深雪は恋人になって初めてのデートを迎える。 幸せに浸る栄太の元に、一通の封筒が届く。 それは、栄太と深雪の未来を変える事になる、不思議な手紙だった……。

週に一回、四歳になる娘の瑞稀と買い物に出かける度、危なっかしくも瑞稀の成長を感じる今日この頃。 家族で囲んで食べる、赤いきつねと緑のたぬきは、何よりも暖かい幸せの味だった。

少年は遊ぼうと誘ってくる。 見つけたいのに、見失ってしまう。 信じたいのに、疑ってしまう。 思い出したいのに、忘れてしまう。 少年は遊びに誘う。 「あなたのいらないものと、僕…

エンタメ小説賞に応募した小説を推敲した作品になります！ 機械と電波で出来た世界。彼女は温もりの欠けていく世界を憂いていた。 そんな冷たくなっていく世界で零と出会い二人の時間を感…