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冥王と侍、第四章完結

投稿を始めて約八ヶ月経ちまして、四章が完結致しました。
な、な、七月からずっと四章書いててよ、ようやく……!

第一章と第二章が二つ合わせて十万字、第三章が十万字で、第四章がなんと前後編分かれて二十八万字ちょっとです。

ど な い な っ と ん ね ん !www

それはともかく。
第四章は終わりましたが、いつも通りまた幕間のお話をちょこちょこ書いていきます。
クロイスパパとカガイ神官長のあの後どうなったのとか、スイちゃんと十兵衛達の再会話とか、エレンツィア復興編とかエトセトラエトセトラまー色々あるので、年内は幕間のお話で終わりそうです。や~ぁ、書く物がいっぱいだなぁ!(白目)

五章突入は年明けかな? と見ております。
四章は最初バブイルの塔編メインの予定だったんですが、見事に流れたなぁ~!ww
今度こそ五章で描いていきますので、のんびりお待ち頂けると幸いです。


◆◆◆


さてさて。いつもそんなに語らないけど、第四章はさすがに二十八万字も書いたとあって思い入れがあるので、こちらで裏話的なものを語っていこうかな、と。

毎回【冥王と侍】では、章終わり周辺に映像美が見えるような展開を盛り込むように心がけているのですが、今回は『夕焼けと虹』でした。

地球でいうと、人の住むウェルリアード大陸がユーラシア大陸方面で、魔族の住むガデリアナ大陸が南と北アメリカ大陸方面になっております。
で、レムリア海が太平洋というわけですね。

毎度全然細かなプロットを立てずにいきあたりばったりにやってる私ですが、この四章は最初の時点で結末を思い浮かべ、それに収束するようにしていきました。「絶対虹のかかる最後にするんやー!」と組み立て、書き出し、ふと気づく。

――これ、方角的にあってるか……!?

ウェザーニュースを調べ、虹の出来方を探り、条件を考え幾星霜。
たぶんいける! これで! で完成したのがあの「神聖なる白亜の大霧」作戦でした。
アレ思い浮かんだのエレンツィア着いてからやからね!? スピーを風呂に入れた時に十兵衛の台詞に水蒸気の話仕込んで、「こっからかー! 長ぇー!」と天を仰いだ日が懐かしいです……。85話書いたの9月やん9月! ひぇ!
天気予報士に細かいところを突っ込まれたらボロが出そうなので、おおよその虹の前提条件をそろえた形になっております。夕焼けって太陽が傾く分虹が見えやすいんだって! 一つ賢くなったヨ!


新キャラもたくさん出ましたねー。【時の律】――トキノに始まり、フェルマン、スピー、ツィルチル、マリベル、ヴィオラ、グスタフ、エドガー。
チャドリー、リッシュ、ノエミ、レッキス、キッド、ニノ、バンビ、クロエ、シグレ、サンドラ! 
シュバルツも名前が出たのは初めてだったかな? 第三章で登場はしておりましたが、初出はここになりましたね。
そしてようやく明らかになったマーレの元担当官、ハイネリア・ルル。ハル姉と呼ばれている通り女の子です。
並べてみるとようけ出たなキャラ! 枯れ果てるぞ私のキャラストックが!ww

書いてる内にどんどん成長していったのはフェルマンでしたね。あのどうしようもない騎士がみるみる内に進化していって、最終的にスピーのピンチにぶちギレて飛びかかるまでになりました。聖水球の場面では庇う始末で……笑
お話を書いてる間にキャラが動き出すとはまさにこのことで、たぶん今のフェルマンならこう来るなっていうのがすんなり出てきておりました。流れは自然に見えていたかな? そうであれば嬉しいです。

また、主人公組がめちゃくちゃ苦しい章でもありましたね。
一人生き残ってしまった故にずっと悔恨の念を抱き、生に苦しむ十兵衛。
彼の生の謳歌を願いたいのに、苦しみばかりを負わせてしまった事に悔やむハーデス。
そしてすべてを救いたいのに救いきれず、それでも諦めず前を向き続けたスイ。
しんどかった……書くの……この三人いっつもしんどい……!。°(´ฅωฅ`)°。

執筆時にごっそり体力と精神力を持っていかれる話ばかりでした。もーこいつらホント! ホントよぉ!
ベストオブ良い人で賞はガラドルフかな。スピーに向けたあの言葉が、うまくその後もお話の中で活き続けてて本当に良かったです。

めちゃ長くなってきたのでここらへんで切ろうwwなんか聞きたいこととかありましたらまた下部のコメントでお寄せ頂けたら幸いです!


◆◆◆


それから最後に!
第四章書き始めてからというもの、とてもたくさんの人に読んで頂き、応援コメントや☆、レビューもブクマも賜って本当に本当に嬉しかったです! 誠にありがとうございました!
Twitterの方でも宣伝して下さったり、また「ここがよかったよー!」と感想を寄せて頂けて何よりの糧となりました。皆さん私より【冥王と侍】のキャラ解像度高くありません!? 次元優位ネタでめちゃくちゃ笑わせて頂きましたwww

まだまだ二人の旅路は続いてまいりますが、引き続きどうぞお時間許す限りお付き合い頂けると幸いです~!

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