私は児童文学に全然詳しくはないのですが、
一つとても印象に残っている児童書があるので、
こちらでご紹介しようと思います。
(前にも少し近況ノートで触れたことがあります)
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784035508007おかしな金曜日 国松俊英著
小学校高学年向けなのに、初めて読んだのは中学校の図書室でした。
それまで児童書はあまり好きではありませんでした。
エルマーと竜くらいかな、読んだのは。
あとは甘ったるい幻想ばかり書かれていたような気がして。
今でいうスクールカースト上位向けのしかなかったんですよ。
そんなのより、各国の伝承で作られた、楽しい話、悲しい話、スカッとする話、もやもやする話、怖い話、様々な話が入っている昔話が好きでしたね。
何でこれが中学校の図書室にあったのかはわかりません。
私が通っていた学校は勉強苦手な子が多かったからかな。
内容は暗いです。
父親が蒸発して母親と弟と三人で暮らしていた小学五年生の男の子が主人公。
ある日、母親も家を出て帰って来なくなりました。
主人公は、弟とともに何とか元のように生活していこうとします。
しかし、最初はうまくいくように思えた生活にも綻びが出てきます。
クラスメイトや出会った人の助けを借りたり話し合ったりしていくうちに、
どうすればいいのかという答えを、主人公は自ら導き出していく――
そんなことが、淡々と描かれています。
めちゃくちゃ衝撃でした。こんなのあったんだ!と。
発行年は1978年8月だったらしいので、
小学生の時に読みたかったですねー。
児童書といえば、私は真っ先にこれを思い出します。
実は私、児童文学を書こうと思ったことがありましてね。
「魔法の蜂蜜」「撫子色の秘密」なんかがちょっと近いです。
でも、唯一覚えている児童書は「おかしな金曜日」。
真似するにしても作者の腕が相当良くないと失敗するパターンです。
他のはよくわからないので、無理だと悟りました。
またそのうち挑戦するかもしれませんが、
今のところはどちらかというとアダルトな方向に進んでいますw
あ、いつものことですね!
右手から右手首にかけての痛みはかなり取れました。
もうほとんど問題なさそうです。
そういうわけで、カクカク生活に戻ろうと思っています。
心配してくださった方々、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。