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短編「ラムレーズン」について

2/3に「ラムレーズン」を投稿したと近況ノートに書いたのですが、あまり時間が取れない中でとりとめなく書いてしまったため、こちらにまとめておこうと思います。
何度も読ませることになってしまってすみません。

https://kakuyomu.jp/works/16818023212929960169
ラムレーズン

約3600文字、1話のみの短編でラブなしです。
苦手な『妙齢の女性が主人公の一人称』への挑戦作&実験作として書きました。
実験の内容は、時制縛り。村上春樹の真似です。
彼の作品「アフターダーク」は現在形縛り、「海辺のカフカ」は章ごとに現在形と過去形で縛られています。
当時は、よくまあこんなことするなぁと感心しながら読みました。
正直言って「アフターダーク」は、読んでるうちに苦しくなってきましたね……。
ハルキストが聞いたら烈火の如く怒りそうですが、さすがに無理があると感じました。
(「海辺のカフカ」は大丈夫でした)
でも、自分も小説を書くようになって、それを真似してみたくなったんです。
私の場合はド素人なので、短編の中の地の文を段落ごとに現在形と過去形で分けて書きました。
その結果、『過去のことを思い出しながら現在の待ち合わせ場所に向かう』『過去のことを思い出して現在進めている卒論のことを考える』『過去のことなんて思い出さなくてもいいのにどうしても思い出してしまう』、そういう主人公の揺れがちな心境をスッキリ書けた気がします。
で、最後の方は少し明るさを出したかったので、現在形と未来形を混ぜました。
日本語って時制の概念がちょっと曖昧なので現在形と未来形の違いがわかりにくいと思いますが、「~しよう」というのは未来形と考えていただければ。
それにしても、いつもそうですが、今回は特に行間読むの強要しすぎですね。
ごめんなさい。
まあでも、段落ごとに時制で縛るというのは意外と使える手かもしれないということがわかっただけでも、儲けものでした。
実は2023年夏頃書いていたNL中編で使おうとしていた手なんです。
NLが大の苦手なので、完結させられませんでしたが……
今回は、ラブなし短編とはいえしっかり終わらせることができて、すごくほっとしています。

本当は、「ラムレーズン」は暗く終わる話にしようと思ってたんです。
でも主人公の琴子がかわいくなっちゃって、できませんでした。
私はいつもこうですが、仕方ないんです。
ここを読むみなさまならわかってくださると思いますが、主人公ってすごくかわいいですよね。
そして「ラムレーズン」に関していえば、ギャル大学生の薄暗い心情に反するようなアイスのどぎつい色を乗せたかっただけなので、琴子が不幸になるいわれはないんですw

 ◇◇

ものすごくびっくりしたんですが、うれしいことに、「ラムレーズン」を投稿したその日にレビュー本文をいただけました。

https://kakuyomu.jp/works/16818023212929960169/reviews/16818023212938099754
雪吹つかさ様

ありがとうございます、本当にありがとうございます。
こんなに褒めていただけるとは思っていませんでした。
しかも「文から感じる間が心地よく」とまで書いてくださって……
行間を読ませるという仕様にしてよかったです……!
うれしすぎてめまいがしそうです。
明日はお祝いにケーキ買って食べようと思います。
ありがとうございました!

レビュー本文にも返信できればいいのにね。
こうして書いても、伝わるかなぁと不安になりますよね。

読んでくださってる方々、フォローしてくださってる方々、近況ノートにイイネしてくださる方々、みなさまのおかげで色々書いていくことができています。
ありがとうございます。
「ありがとう」をGoogle日本語に辞書登録しておいてよかったですw

コメント

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