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僕とコロナと理想と感情

 僕はぶっちゃけ、コロナが騒がれだした2月下旬~3月上旬にはまだ外で遊びまくっていました。飲み屋でお姉さんと一緒に「うつる気がせん!」なんていっては笑いあっていたものです。

 その時はまだ、「いや、みんなビビりすぎやん、うつってるやつ交通事故あうやつよりよっぽど少ないやん」みたいに考えていました。それに、いつものインフルエンザのように、ほっときゃすぐに収まるだろうくらいにも思っていました。

 そんな僕の願望の色濃く入り混じった予想は外れ、世界はエラいことになってしまいました。僕の職場も自宅からのテレワークが余儀なくされ、自宅でジッとしてるのが大嫌いな僕は苦悩の毎日です。

 しかしここまでくれば、適当至上主義な僕にもさすがにわかります。

 これはヤバイ! 遊んでる場合じゃねえ!

 って。

 だからすごくわかります。マスクをつけない人や、この時世にパチンコとか言っちゃう奴をとっちめる自粛警察的な人々の気持ちも。それでも生活のために店開けちゃってる方にまでキレるのはどうかとは思いますが……。

 それと同時に、それでも外で遊んじゃうって気持ちもわかります。自分のルーティーンややりたいことを、期間無制限で封じられるってメチャメチャ辛いんですよね。
 
 実際僕は幸運なことに職場もつぶれずクビにもならず、ましてや実家暮らしなので生活の不安はかなり少ない方だといえるでしょう。

 僕は仕事命の人間ではありません。別に仕事が嫌いってわけじゃないんですけど、どちらかと言えば僕は週末絶対遊びまくるんだ! というのを支えにして仕事を乗り越えるタイプの人間です。もしも僕がブラック企業に勤めていて、休日出勤を圧力を持って強要されたならば多分上司をおちょくってわざと怒らせて殴られて怪我をして、それを理由に会社を休んで遊びに行ってしまうでしょう。そんな妄想をしてしまうくらいに僕は外で遊ぶのが好きです。

 ぶっちゃけ今も人と接触するような場面はさすがに出来る限り避けちゃいますが、暇を見つけては田舎道をバイクで走り回ってしまっています。

 そんな僕からすると、パチンコが好きで好きでしょうがない人が開いてるパチ屋を求めて行っちゃう気持ちもわかるんですよね。

 ……何が言いたいのかわからなくなってきましたが、結局、人それぞれ、何がつらいだとか、どういうときにどれくらい不安になっちゃうかとかって、全然違うんですよね。

 環境、性格、そういったものに引っ張られて人はみな色んなものを、それぞれ違うものを感じながらみんな必死に生きているんですよね。

 僕たちは、目に見えないものや、自分が感じたことない気持ちって、なかったことにしがちなんですよね。

 もちろん、それを自覚して、その認識できないものを見ようとして日々を生きることはメチャメチャしんどいし、僕たちはそんなことのために生きているわけじゃない。

 けれど、そうだってことを認識して、

「ああ、よくわからないけど、この人も大変なんだな、一生懸命なんだな」


 って、助けなくても、寄り添えなくても、せめてみんなが、ほっといてあげることが出来たら、嬉しいなって、そんなことをちょくちょく考えちゃう毎日です。

 いやぁ、家にずっといるとどうにも暗くなっちゃいますね。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893881782

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