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本編中にもすでに何度か登場している名称、魔界の政治機構『虚位四識(きょいよんしき)』。
そんな虚位四識とは一体なんなのかを解説したいと思います。
■ 『虚位四識』――王の不在を埋める四つの知性
魔界において「四天王」的な立場にあり、実質的に全員が魔界のナンバー2の権限を持つ四人の有力者の総称です。
名称の由来は「王の座に空白が出来た(虚)時」。
万が一、魔王が不在(死亡・行方不明など)になっても、魔界の統治が停止しないようにアークが設計した「最高合議制機関」です。アークの「合理主義」が形になったようなシステムですね。
■ アークの統治哲学:「反対派」こそ近くに置く
アークがこのメンバーを選んだ基準は、単なる強さではありませんでした。そこには、アークならではの「王としての理」がありました。
■「イエスマン」は不信を招く
自分に賛同する者(カイなど)だけで周囲を固めれば、統治はスムーズです。しかし、それでは王の耳に届かない場所で不満が溜まり、いずれ大きな爆発(謀反)を招くことをアークは理解していました。
■健全な反対勢力の構築
あえて思想の異なる者にも正当な「立場」と「発言権」を与えることで、魔界全体の意見を集約し、バランスを保とうとしたのです。
■ 現在判明しているメンバー
・カイ=ガルヴェイン
王の盾となり剣となり、忠義の心を持って支える。アークが最も信頼を寄せる親友。現在は退位しているらしい。
・ヴァルザヘルト=ディエクスラディオン
アークの和平思想に真っ向から反対する強硬派。彼を閣僚に置くことで、武闘派の不満をシステム内に吸収しようとした。現在は魔王になっているため、現在の虚位四識にはカウントされていないと思われる。
反対派のヴァルザヘルトにさえ「正当な権限」を与えたアークの懐の深さが、結果として彼に謀反の隙を与えてしまった……という、アークにとっては皮肉な結果となっています。
今後、物語には残る「四識」のメンバーも登場予定です。
果たして彼らはアークの味方となるのか、それとも……?
引き続き、アークとリネアの旅をお楽しみください!