お久しぶりです。
この間、まったく近況を告げていませんでした。
別サイトではありますが、そちらのほうで企画コンテストに入賞し一息ついていたところです。
本格的に公募作品を非公開で書こうと思うものの、WEB連載の魅力にも捨てがたい。
ということで、この作品『マカロニ・オブ・バックウィード』を連載していきます。もともとは上記のコンテストに出した短編ですが、入賞はしませんでした。とはいえそもそも連載向きかな?と思っていた作品で、あまり難しく考えずに楽しく書けそうなテーマなので改稿することにしました。
時は西部劇の時代、アメリカ。
ゴールドラッシュからすでに半世紀がたとうとしていた。
それまで何もなかった西部では開拓が進み、町が形成され、鉄路がそれらを結んでいった。
かつてはカウボーイのみが、この大地を我が物顔に跋扈していた。大地を覆いつくさんばかりの牛の群れを率いる一団。ロングドライブと呼ばれるこの風景は西部の象徴でもあった。
二十世紀もそろそろのこの時代、そういった「西部」的なものはだんだんとなりを潜めつつあった。有刺鉄線の普及により、草原は囲い込まれまた鉄道の発展は彼らの仕事を奪っていった。
そのような変化が見られつつも、アメリカ西部はいまだに個人の能力が幅を利かせる、実力主義の世界であった。すでにフロンティアは西海岸に達したものの、開拓熱は冷めることはない。農民も悪党も、当然保安官も常に武器を持ち自らを守ろうとしていた。それはこの国の人民の権利なのだから。
この西部で武器を扱う少女がいた。
彼女の名前はベルティーナ=レヴァッキーニ。
彼女は何のために、人々に拳銃やライフルを売り歩くのか。
荒野のガンマンにして、死の商人。
西部では『火薬のベルテ』と呼ばれていた。
そんな彼女の前に、見慣れない風貌の少女が現れる。
アメリカ西部の最後の輝きともいえる物語が始まる――
ベルテという武器商人の少女と静《リズ》という日本の武士の娘の物語。
ガンアクションあり、歴史的なお話もあり。
ぜひ、ご一読を!