『月は、野花を知らない。』を書き始めて
この物語を書き始めてから、
頭の中に浮かぶ景色が少し変わりました。
月明かりの庭。
風に揺れる野花。
遠くから聞こえる水の音。
そして、その景色の中にいる人たち。
最初からすべての物語が決まっているわけではありません。
書いている途中で、
「この人は、きっとこう言うんだろうな」
と思うことがあります。
朝陽も、月珩も、
私が作った人物でありながら、
ときどき私の知らないところへ歩いていくような感覚があります。
だから、この先どうなるのか。
作者である私自身も、
楽しみながら書いていこうと思っています。
日曜日の夜、
この物語を開いてくださる方へ。
ひととき、
現実とは少し違う場所で
一緒に月を眺めてもらえたら嬉しいです。
『月は、野花を知らない。』
これから、よろしくお願いします。