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5月26日は中島梓/栗本薫先生の命日でした。

お亡くなりになり十六年もの年月が流れてしまいました……。
しんみりもしてますし、そんなに時間が経ったのに自分の"課題"はまだ全然終わってないと気もさしつつ、お師匠はご自身のお葬式にも暗い色の服を着てくるな!という人柄だったことを思い出し、本作『ラスティ・ネール「このカクテルを4杯はだめですってば!先生…」』をアップしました。

いやー亜土川書房にも、榎田ハレルヤ氏にも体育会系の編集(疑惑あり)巻田くんにも何のモデルとなる実在人物・団体もありません。天然100%無意識の所産です。二日か三日で書いたもん爆

若き私に、ヒロイック・ファンタジーから、ハードボイルド小説と同性愛美少年小説(サン出版のジュネがかろうじてあっただけ、ヤオイもボーイズラブの呼び名も生まれてなかった時代ゆえ)を読み手としてだけでなく書き手として「ジャンル」として意識させたのが、栗本薫先生の著作の数々でした……やはりここシンミリするところですよね。

でも、陽はまたのぼるのです。
昨日中は錯乱もありました、発狂してしまうのはラクなものです、その寸前までギリギリプロットやら何やらで悩みまくる正気でいる方が百倍つらい。ということを教えてくれたのも小説創作という……楽しいんだか、どんどん自分を苦しい境涯におしやるんだかもうこれわかんない精神的SM宇宙の黄金律なのでしょう。明けても、やがて眠れぬ夜はくる。でもそれで良いのかもしれませんね。悩まずして人間か?自前の脳みそなんですから。

なお、文中に出てくる"阿久湯賞"とは江戸川乱歩賞に大藪春彦賞を足して、メフィスト賞をひき算したようなミステリ&ハードボイルドの小説賞です⭐︎ネーミングがとても気に入ってます。
それと、今回ゲストのハレルヤ氏が宣った「前略〜小説という狭い井戸のような世界に注ぐ思い込みというか、やはり情熱というべきか……。恥ずかしい告白かもしれんが、俺が久しく見失っていた原油の井戸を探りあて、炎を吹き熾してくれたんだ!」
は、作家のガチの本音かもしれません😇

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