くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、カクヨムを開いたらコンテストの話が目に入ったのが始まりでした
本当はパロディをやりたかったのですが←
規約を無視するわけには行かないので思いつくネタで挑んでみた所存ですw
冗談はさておき、今作が初めて自分がネット投稿した作品になります。
自分が小説を書き始めたきっかけは、アニメで見たいと思う作品が最近めっきり少なくなり、それなら自分が見たいと思う作品を妄想した方が楽しいのではないかというしょうもない事が始まりでした。
普段から小説を良く読む人間が書く小説ではないので、多々読みづらいところはあると思うのですが、これから勉強してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
今作を書くにあたって念頭に置いたことは、自分なりの王道です。自分ならこういうアニメが見たいと想像しながら書いた作品になりますので、話はまとめず、大風呂敷を広げたまま終わることになりました。
成田先生の作品はもちろん好きで、それがきっかけの一つで書こうと思ったのですが、実は小説は読んでません。ただデュラララやバッカーノといったアニメの出来は素晴らしく、頭の片隅にあった作家さんです。
だから、成田先生ならこう書くだろうという展開やキャラクターにはあまりとらわれず、自由に書くことは出来たんじゃないかとは思います。
今作の王道的ポイントは、第一にキャラクターに焦点を当てること。夜少年や七巳といったキャラクターが何を考え、どう行動したか、そのキャラクター紹介をポイントに書きました。その結果出来たキャラクターが、スカした夜少年と内向的な七巳というオリジナルとはかけ離れたものになってしまったのは、自分でも苦笑しているところです。ちなみにタイトルのanother worldは、それを突っ込まれても良いよう、事前の弥縫策でもあります。
第二にとにかく展開を丁寧に書くこと。最近のアニメは展開が速く、ついていけないものが多くあります。王道とご都合主義は同じじゃない。両方ともリニアに物語が運ばれるように見えて、その一番の違いは、次の展開への納得です。自分がそれを上手く書けたかどうか自信はありませんが、とにかくその意識を持って書こうとはしていました。
第三に世界の広がりを感じさせること。物語をまとめようとすると、どうしてもそれが世界の全てになってしまいます。自分は、窮屈な話があまり好きじゃありません。だから、違った人が違った場所で違ったことを考えている、そういった作品が好きなのです。ちなみにこれが、成田先生の作品の一番好きなところではあります。
自分が王道を書けたかどうかは、皆様に読んでもらって判断して頂くしかないのですが、自分は楽しく書けてとても良かったと思っています。
ここから下は本作のネタバレになります。
とは言っても、もう書くことはないだろう作品の続きになりますので、気軽に読んでいって下さい。それでも、そういう行為自体が好きではない方はブラウザバックを推奨致します。
本作はアニメの第一話なら、こういう落ち着いたテンポで進むものが見たいなと想像して書いた作品になります。プロローグを思いついた瞬間、これならイケると思って書き進めた作品になりました。
自分はシーン主義で、どういうシーンを見たいかで書く人間であって、物語の設定をガチガチに詰め込んで書く人間ではありません。そのシーンを書いていく中で、思い描いたのはやはり夜少年と七巳の恋愛物語になりました。
この第一話以降続く物語では、夏休みや学校の文化祭、遊園地のバイトといったイベントがある中で、なにか事件が起きたり、七巳に恋のライバルが現れたり、二人で協力して古地図の謎を解き明かしたりしていきます。
しかし、これだけでは面白くない。そこで必要になるのは二人を阻む障壁の存在になります。敵はできるだけ大きな方が良い。その設定として仕込んだのが、この話で回収されなかった伏線の大半になります。
話は少しズレますが、皆さんは『蛇よ、どうか今宵は月に溺れぬように』このタイトルをどう考えたでしょうか?
自分がまずこのタイトルから思い浮かんだのは、浦島太郎、次にかぐや姫、その次に八岐の大蛇の伝説になります。
プロローグに書いたトヨタマヒメのご神体としての蛇というのは、浦島太郎を示唆する物語を書くよという提示です。
自分は京都にある宇良神社に行ったことがあるのですが、浦島太郎は月読尊の子孫だそうです。この物語にこの設定は使わないともったいない。
そして思いついたのが、『トヨタマヒメよ、どうか今回は浦島太郎に恋をしないように』という解釈になります。この物語におけるトヨタマヒメはもちろん辻文七巳、浦島太郎は楽々浦夜になります。
何故恋をしてはいけないのか。どうして今回はと注釈がついているのか。その謎はこう想像しました。
南北朝時代、辻文七巳の前世である女性は、楽々浦夜の前世である男性に首を切られ殺されることになった。それは、その女性がなんらかの力を持ち世界をゼロから改変してしまう運命を持っていたからで、男性はこの世界を守るのか、女性と新しい世界に旅立つのか、それに逡巡した結果女性の首を切ることになる。そして悲劇的にも、二人は恋人同士だった。
その首の切断跡は、時空の次元を超え、蛇の化石の切断面として残っている。一歩希と葵の会話に出てくる部分はこの設定の話になります。
つまり辻文七巳はセカイ系ヒロインとして私に妄想されました。この話のおおまかな展開は、夜少年と七巳が出どころが分からない古地図の謎を解き明かし、それが条件となって七巳の覚醒が進んでいく。そして結末としては、七巳の覚醒=赫い月の夜が発生し、夜少年は七巳か今の世界かどちらかを選ばなければならないという選択に追い込まれることになる。そういう話になります。
そこに至るまでに、七巳の覚醒を止めようと七巳自体を襲ったり、七巳が覚醒する条件を壊そうとしたりするのが、黒い靄のオーラを持つ人々となります。彼らの正体は、最後一歩希が見たUFOの持ち主、つまり宇宙人が洗脳した刺客です。
宇宙人は七巳が世界を改変する特異点だと理解し、自分達を守るために必死に頑張る実は悪い奴らではないのですが、主人公視点から見ればたちの悪い敵になります。見た目は丸っきり地球人と同じで、これから登場するキャラクターの中に混じっているのかもしれません。
そして、宇宙人と対立するのが虹天を中心とした神社関係の人々になります。自分のオリジナルキャラクター、御薬袋玄海の「悪い気は取り払わねばならん」っていうあのセリフです。
神社関係の人々の立場は複雑で、基本的には赫い月の夜は望んでいないのですが、トヨタマヒメ=辻文七巳は守らなくてはいけなくて、守った結果赫い月の夜が来ても仕方がないという立場ですね。
最後に月読計画社について話します。これはもちろん
ツキヨムプロジェクトを揶揄したものですけど、この物語においても役割はあります。
この怪しい団体は、世界を改変するエネルギーを自分達が独占し、新たに自分達が支配者となる新しい世界を作ろうとしている集団です。
成田先生の『目的の見えぬ国の研究施設』というのが彼らの本拠地になります。
彼らは序盤、七巳や夜を手助けする味方のようなふりをして出てきますが、物語の最終盤、七巳を無理に覚醒させたり、七巳をさらったりする大悪党に変貌するラスボスです。
以上、自分が書きながら妄想した話でした。
ただこんな設定よりも、成田先生のオカルトと現実が紙一重の空気感のほうが絶対大事で、この短編においてはそれを自分なりに尊重出来たとは思っています。
最後まで読んで頂いた読者、特に書くのを見守ってくれたしゃもこさんに厚く御礼申し上げます。