少し前に完結した「枯れ専【都市】」について、今日は振り返ってみようと思います。
タイトルだけを見ると少し変わった響きに感じられるかもしれませんが、書いている間ずっと考えていたのは「枯れる」という言葉の裏にある、静かな強さのようなものでした。派手さよりも、削ぎ落とされた先に残るものを描きたくて、都市という舞台を選びました。
書いていて印象に残っているのは、終盤近くの何気ない会話の場面です。プロットの段階では数行のつもりだったのに、書いているうちに登場人物が勝手に喋り出して、想定より長く居座ってしまいました。ああいう瞬間があるから、この仕事はやめられません。
読んでくださった方、★評価やコメントを残してくださった方には本当に感謝しています。今も別の連載を並行して書いていますが、また機を見て、こういう都市を舞台にした話も書いてみたいと思っています。