今書いている物語たちがそれぞれ佳境に近づいてきて、机に向かいながら、頭の片隅ではもう少し先のことも考え始めています。次はどんな世界を書こうか、と。
まだ形にならない断片ばかりですが、最近気になっているのは、「時間の流れ方が違う場所」というモチーフです。誰かにとっては一瞬なのに、別の誰かにとっては何十年にも感じられる——そういうずれを、ファンタジーという器を借りて書いてみたい気持ちがあります。
とはいえ、今の物語たちをきちんと着地させるのが先です。「点」が言葉をどこまで覚えるか、鳥の面をつけた姉妹がどこへ向かうか、金と白の折神がどんな形で交わるか。どれも、まだ自分にも答えが見えていません。
次の話の輪郭は、たぶん今の物語を書き終えたときに、自然と見えてくるのだと思います。それまでは、目の前の物語を一話ずつ、大事に書いていきます。いつも読んでくださって、ありがとうございます。