🍀歌う鳥たち 第三話 Piacer d’amor
公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/2912051606830526911/episodes/11054822665510880280
タイトルの「Piacer d’amor」は、イタリア歌曲集から「愛の喜び」です。
メロディを聴いたことがある、という人が多いかもしれません。
Piacer d’amor più che un dì sol non dura
martir d’amor tutta la vita dura……
愛の喜びは一瞬であり、愛の苦しみは一生続く。
タイトルは「愛の喜び」なのに、歌詞の内容は、実は振られてしまった嘆きなんです。
上記の続きの歌詞には、シルヴィアという不実な女性が登場します。
シルヴィアのために全てを忘れた男。
なのに、そのシルヴィアは自分を忘れて他の男を愛してしまいます。
「この川が変わらずに流れている間、私は貴方を愛し続ける」と言ったシルヴィア。
川は今も流れているのにシルヴィアの愛は変わってしまった。
こんな歌です。
歌詞の内容はさておき、曲が持つ雰囲気が愛の持つ空気に近く、愛なら絶対にこの曲を歌うだろうと、そんなところから書いた話です。
🌷
第二話で取り上げた「Star vicino」は愛を歌う美しい三拍子の曲です。
Star vicino al bell’idol che s’ama,
è il più vago diletto d’amor!
Star lontan da colei che si brama,
è d’amor il più mesto dolor!
愛する人のそばにいることは喜びであり、
愛する人から離れることは辛い愛の苦しみである
……そんな内容です。
こちらも非常に美しく、また短い曲ですので、よろしければ聴いてみてください。
家族として暮らしていたユキ姉は自分たちのことを忘れてしまっており、そばにいられない苦しみを抱えているシン(ハル)は色々考えるところがあり、らしくない様子をしています。
よろしければ第二話もどうぞ
https://kakuyomu.jp/works/2912051606830526911/episodes/11054822664358499726