アーサーの過去を通してアリアは立ち直るという話と並行して作中でもアーサーが自嘲していましたが「大いなる力は個人的な幸福をもたらさない」という勇者・英雄として非常に重い皮肉と(無論、全部が全部って訳じゃないが)「俺TUEEE」系や「無自覚チート」系の主人公が通常避けて通る、その安易な最強設定と無神経な成功への痛烈な風刺を込めて書きました。
魔王倒し終わったアーサーも広義上だと「俺TUEEE」系や「無自覚チート」系に属するタイプの主人公かもしれません。
しかし、だからこそあえて「俺TUEEE」系や「無自覚チート」系に属するアーサーを通して「どんなに強力な無敵能力だろうが最強の能力だろうが必ずどっかで痛い目を見る」、「強力なチート能力を持っていたとしてもその力で愛する人を守れなかったら意味がない」という描写を意図的に書くことでこのような風刺・皮肉としてのエピソードが機能しやすいのも事実です。