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備忘録9(ライナーノーツ的な 2021年6月)

6月の作品メモ。
興味のある人はいないと思うが、あとから自分で「あん時そんなこと考えてたのかー」と思い返すのは割と楽しいものだ。

【妻が悪の組織に魔改造されました】#4-1~#5
途中いろいろと迷ったこともあったけど、なんとか一応の完結にたどり着いた。
思ったよりだいぶ長くなり6万字弱は自作では最長だが、10万字とか書くのは改めて大変そうだと思う。
二章に入った頃、終わりをどのあたりにするか考えていて、最短なら二章までで終わりにしようかとも思っていた。逆に長くやるなら、今の三章の前に通常の悪対正義のドタバタエピソードを2つぐらい入れることも考えたが、あまりアイデアがまとまらなかったこともあって、当初から考えていた三章以降の流れで進めることにした。まあ、途中で足踏みもあったが……。
終章のエピソードは、長くやることにした時に二章の次ぐらいに入れようと思ってたパートの転用。
もしアイデアと気力があったらいつか続編に繋がるような感じの終わり方にしたかったのと、三章後半から少しシリアスな展開になったので、再び脳天気なノリに戻るような感じでしめたいと思い、こんな感じになった。
まぁ、いろいろと得るものも失敗もあった作品となったかなあ。
そのどちらも次作に生かしていければ、書いた価値はあったんじゃないかとも思う。

【彼女の煉獄】第三話
そもそも私は煉獄という言葉の意味を誤解していて、ずっと仏教的な地獄でいう無間地獄のようなものだと思っていた。
主人公に本来咎はないはずなのだが、だけど他者(世間)からみれば許されない行為に手を染めていく。
彼女は裁きの対象なんだろうか。
……とまぁ書き始めたきっかけはそんなとこなんだけど、宗教的な話がやりたいわけではなく、どちらかと言えば「人生てのはままならないな」という部分をテーマにしている。なので、以降も基本そんな感じで進んでいくと思う。

【僕達はFが弾けない】
公式な自主企画(?)の「【カクヨム新テーマ発掘委員会】『音楽』を題材にした作品募集」に書き下ろした掌編。選考対象となる文字数に全然足りてないのでただ出しただけという形になるが、まぁそれはどうでもいいや。
主に自分と中学時代の知り合いに起こった事実に、フィクションをモザイクのように組み合わせたような内容になっている。しかし、この年頃というのはどうしてギターを弾けばモテると思ってしまうのだろうか。書いていて当時の記憶が蘇ってきた部分もあり、自分に対する自爆テロを仕掛けたような後味の悪さも残るものとなった。

【先住者】
自主企画「聞きたい!あなたの実話怪談!!」に参加するために書いたもの。
企画の趣旨に則り、年齢などに多少のフェイクは入れているが実際に体験したことをまとめてあり、創作ではない。信じるかどうかは読む人に委ねるがこの位の内容なら「小説としては」自分では書くことはないと思う。

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