ブラッド・トリニティ
本作の主人公で中心的人物。幼い頃、父親を魔族に殺害され、心に大きな傷を負う。その後、孤児院に預けられる。それから魔族に対して激しい憎悪を抱いていくようになっていった。トラウマはブラッドの人格形成にも影響を及ぼしている。魔族という言葉を聞くだけで、両親の影を感じてしまう。そんな自分に向けている感情を弱さと否定し、生きる力を糧とし、魔族への復讐を願う。
そんな折、始祖が君臨する。自分とは無関係な存在が、戦いを向けてくる。そして、窮地を救ったのが、仇と同じ魔族の少年であったこと。復讐以外生きる道が無いと戒めてきた憎しみに、その出会いから少しずつ変化の兆しが見えてくる。
愛憎が織り成す世界で彼が選択する自由の形とは…?
18歳。O型。
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リル・クレスケンス
本作のヒロイン。ブラッドの恋人であり、一緒に住んでいる。
両親を知らず、奴隷商法に掛けられていたところを、保護され、孤児院の生活を送っていた。そんな自身の境遇を呪い、自分が両親から捨てられたのだと思うようになっていった。
性格は非常に内向的で自罰的。だが、そんな積極性に欠けた姿勢とは裏腹に、突如周囲を驚かす大胆な行動をとるときもある。それは、自分の殻から脱したいという変身願望の現われといえる。ブラッドが成長していく姿を見て、自分も特別な力を持ちたいと思うようになっており、霧の森シュピラーにて植え付けられた謎の神痕は彼女の内情を変えていく。
謎の神痕により、不思議な力を得た彼女は、その力に戸惑いながらも、ブラッドと対等になりうる力として受け入れていく。
胸が大きいことにコンプレックスを感じている。
18歳。A型。
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