いつも読んでくださりありがとうございます。
レビューやコメントも本当にありがとうございます。
今日のお昼ごろから、いつもでは考えられないほどのカクヨムからの通知がきてなんだなんだとなっておりました。
@chatra773さんが投稿してくださった素敵な作品レビューをきっかけにこの度『後宮の下賜姫様』がカクヨム公式より中華後宮ファンタジー4選という形で特集していただけました。
本当に素敵なレビューをありがとうございました。
カクヨムで長く更新しておりましたが、このように取り上げられたことは初めてで驚いております。
完結からかなり日が経っている作品なので驚いております。
今回レビューをしていただいた@chatra773さんそして私の作品を読むだけではなくレビューを書いてくださったたくさんの方々。
本当にありがとうございます。
カクヨムは作品がとてもたくさんあるからこそ、作品の存在に気が付いて読んでもらうためにはきっかけが必要になると利用していて常日頃思っております。
レビューまで書くとなると読むのとはまた違った大きな手間がかかっていると思います。
皆さんが時間を割いてくれたレビューのおかげで多くの人の読んでみようかなのきっかけに間違いなくなっていると思います。
本当に本当にありがとうございます。
後宮の下賜姫様
後宮と市井を行き来できる人物は少ない。
李 琳明はその数少ない人物の一人である。
かつて16歳という本来とは違う時期に後宮に召し上げられた琳明は、1年ほどで市井へと戻された妃である。
王の御手付きがなく、そして王が今後も来ることはない妃を後宮で囲うことはない。
金のこともそうだが、御子を宿した妃を嫉妬で殺されてはかなわないからだ。
1年王の御手付きがなければ、妃は市井へと返される。
この決まりは後宮を正常に運営するために必要なものの一つだ。
琳明という元妃も1年の手つきがなかったから市井へと送られたと思う民も多いが実際は違う。
琳明は間違いなく玲真の寵姫の一人だったのだと思う。
後宮から追い出された妃が再び後宮に入ることない。
なのに琳明だけは後宮を出た後も度々呼び出しがあり、後宮にはせ参じたのである。
そして、後宮の記録によると琳明が後宮に呼び出しがあった時は、必ず玲真が後宮に足を運んだという記録が間違いなく残っているのである。
これはかなり異端なことである。
一度のお越しもないまま後宮を去る妃がいる、一度手を付けられただけで、再び手をつけられることなく五年が経過し後宮を去ることとなった妃もいることを考えるとこれがいかに異端だったことがわかることだろう。
後宮の記録には、いつ誰のところに王が起こしだったかが残るだけであるが。
そこでないがおこったかの記録を閲覧できるものは少ない。
ただ他の妃が書き記した日記から、後宮から自分の意思で追い出し、それほど高くない武漢に見受けさせた琳明のところになぜこうも足しげく通われるのかと嫉妬めいたことが何度も出てくるだけではない。
王がどのような様子でここに住まわない相手の特殊な宮から出てきたかが日記に書かれているが。
それを読めば読むほど、ならなぜ手放したのかと疑問が浮かぶ。
後宮から手放した後も、後宮に呼び度々顔を出す。
屈指の容姿をもった名君 玲真。
彼が亡くなった際に、後世に守るようにと残した項目が多々あるが。その中の一つに『それ』があった。
今世はくれてやるが来世は譲らない。
『李 琳明の子孫で銀の髪をもつ商魂たくましい女が生まれたら後宮に入らねばならない』
「先に出会っていたらどうなったか?」
玲真はそういった。
琳明は少し考えてこういった。
「私はもっと従順な男が好きなのよ。でもあなたと先に会っていたらどうなっていたでしょうね?」と。
このざれごとがのちに波乱を巻き起こすことを、男児だけを産んだ琳明は知らない。