定定年退職した元常務が家に帰ると妻が怖い顔で待っていた。
何事かとテーブルに座って見ると、そこに紙切れが置かれていた。
なんと離婚届、既に妻は名前と捺印を押してあった。
妻の性格からして、待ってくれと言っても無駄だろう。
俺は何も言えなかった。自分は過去に浮気して相手の女性は病死したが
中学生になる子供が居る。その子は浮気相手の実家預けられ来た。
それでも親としての責任があり養育費と数ヶ月に一度くらい会っていた。
俺の家族は妻と長男(28才)と長女(26才)が居る。二人共独身だが独立して
離れて暮らしいる。離婚して数ヶ月、俺は家を売り払い、スカいツリー(建設中)が見える近くのアパートに引っ越した。ここから新たな人生が始まる。
まもなく連載を開始します。
写真は三浦海岸