作・wok/本作は前作『ボンノーの物語』の続編世界。前作主人公ボンノーが討った厄災ヤツマタノオロチ戦の最中、戦艦武蔵とともに時空転移してきた ミサカ(御坂) を主人公とするスピンオフ的続編。
物語期間:王国歴300年1月3日〜9月9日(ミサカ異世界来訪から約1年・1周目最終日まで)。
基本情報
主人公:ミサカ(御坂)。三十路女子、最新鋭戦艦・武蔵の艦長。扶桑(和泉国・美多木神社の娘)出身。表は沈着冷静なですます調の指揮官、内面は隠れオタク(乙女ゲー・異世界転生・BL好き)のポンコツ。武器は神剣・草薙の剣、風魔法(黒ノ三式まで)による加速剣術が得意。剣道は二天流。
パーティー:女性冒険者パーティー プリティームーン(第1話結成)。
拠点:地底湖に停泊する戦艦武蔵=通称「武蔵御殿」。地上の西の岬(領主館)と転移陣で接続。
舞台:異世界バナテール/リヴィエラ王国。新女王クレア、王配宰相ボンノー、聖女教皇リリアの体制。
全体テーマの転換:1〜69話は「異世界グルメ・冒険・内政」のコメディ+人助け路線。70〜83話で一気に「戦争と命の選択」へ。第一部のクロス(背負う十字架)はバーミリオ平原での大量殺戮。
主要登場人物
プリティームーン
ミサカ:主人公(上記)。「化け物」と恐れられた過去を持つが、その正体は魔法の才能だった(第15話で判明)。
カルラ:4000歳の古代竜(赤竜)。人型は15歳前後・赤髪二本角。一人称「うち」、口癖「のじゃ」。ミサカを「お姉さま」と呼び溺愛。竜化ブレスと重力制御(無意識)が武器。第1話加入。
ナターシャ:ダークエルフの宮廷魔術師。妖艶な美女、一人称「あたい」、口癖「〜なのさ」。黒魔法と一流のシーフ技能。60年前に人間の恋人と死別。実質サブリーダー兼ツッコミ役。後にグラビティロッドの使い手に。
ヴィヴィ:ドワーフのタンク娘。巨大盾+聖盾士権能《ディヴァインシールド》。一人称「あたし」。明るく酒好き。故郷はウェスタル鉱山(第16話で判明)。必殺技《砕鳴衝波》を会得。
ミケケ:三毛猫耳族の白魔法使い。一人称「吾輩」、語尾「〜にゃ」。お調子者だが博識。前世はボンノーが世話した猫「ミケ」(ボンノーを変態坊主扱い)。発情期以外は恋愛しない主義。魚に弱い。
レイナ:エルフの魔法剣士(弓+雷撃付与剣)。ウッドウインド村出身。第10〜11話で瀕死をミサカに救われ、第30〜32話で補欠合格として加入。ミサカに憧れる内気な少女。十八番は弓の三連射。
武蔵御殿の面々
ヤマトヒメ:戦艦大和の艦霊・戦女神(大神アマテラスの御子)。10歳ほどの大和撫子。丁寧語+古風口調。ボンノーを「兄様」と慕う。王城では宰相秘書、海では大和操艦・割烹担当。
ムサシヒメ:戦艦武蔵の艦霊・戦女神。ボーイッシュな幼女(実年齢6歳)。武蔵から遠く離れられない。ミサカの内政官として活躍する有能な相棒。
ティティ:ヴィヴィの妹。武蔵御殿で暮らす。聖レファリア女学院でエルナ(騎士団長アベルトの娘)と同級。
ティア/ファム:ウッドウインド村の村長代理エルフと妖精。第30話以降ミサカに雇われ、ミサカ屋(店舗)の運営を担う。
リヴィエラ王国
クレア・フォン・リヴィエラ:新女王。ボンノーの子を懐妊。第82話で王子レオシオン誕生。
ボンノー:王配・宰相。前作主人公(最初の輪廻転生者)で、前世は大煩寺の和尚にして大和に乗りヤツマタノオロチを討った人物。数学の天才。ミサカとは「明光池・大煩寺/竹中教官のひ孫」という二重の縁(第4話)。
リリア:聖女教皇。ボンノーの第二夫人。
アベルト・フォン・アルセイン:王国騎士団長。純粋剣技ではミサカを上回る王国最強の槍騎士。
ガロン/ミサカ組:貧民街の元ならず者ボス。第5話でミサカに敗れ「姐さん」と慕い「ミサカ組」を結成。領地開発・治安維持・領主館建設を担う忠実な配下。
セラ/ミラ姉妹:宰相が選んだ平民出身の優秀な内政官。リーフシア群・シンシア群の郡長。
敵対勢力
モルグレン公爵:反国王派筆頭。ムンドール州領主。第一部のラスボス。簒奪を狙い、ラルザス帝国と通じて反乱を起こす。
ラルザス帝国:東の隣国。皇帝ダレオス三世の独裁。反乱に乗じ7万の軍勢で侵攻。
全体構成(章別アーク)
アーク話数内容導入編1〜4プリティームーン結成、カルラ・ドルラーガ、ボンノーとの縁、子爵叙任ミサカ組編5〜6ガロン配下化、王国騎士団との交流ウッドウインド村編7〜13エルフ少女失踪事件→吸血鬼プラッティー討伐→不治の肺病治療女子会・過去編14〜15ソウジ(乙女ゲー)バレ、ミサカの異常性=魔法の才能の判明ウェスタル鉱山編16〜23ヴィヴィの故郷、スタンピードの原因=変異スライム討伐領主・内政編24〜37領地開発、グラビティロッド、レイナ加入、扶桑式治水海洋調査・新大陸編38〜56新大陸発見、サロス村、タコ公爵ゲーフボウイ討伐インフラ・実験編57〜69アスファルト/コンクリート、陸戦型大和計画、桃姫島、ロシナンテ反乱・クライマックス編70〜83モルグレンの反乱、三式弾による殲滅戦、終戦、ミサカ屋開店、伯爵叙任
話数別あらすじ
導入編(第1〜4話)
第1話 ミサカの異世界冒険譚、はじまる:武蔵御殿の日常から開幕。クレアの依頼(疫病の村ノルデン調査)を受ける。ミケケが合流し、女性パーティー「プリティームーン」を結成。現地へ向かう途中、空域を支配する古代竜カルラと遭遇。草薙の剣でブレスを斬り、カルラを完膚なきまでに屈服させて仲間に加える。
第2話 疫病の村ノルデン:井戸に投げ込まれた毒草「死灰草」(消魔石を取り込み白魔法を無効化)が原因と突き止め、武蔵のAI micot と扶桑の薬+白魔法で全村を救う。毒の意図的混入が判明(伏線)。報酬金貨百枚。続けて大和艦長就任&海洋調査を依頼される。
第3話 大和、出撃す:大和で魔島→未踏破海域へ。3万年生きる凶暴な古代竜ドルラーガ(カルラを陵辱しようとする)と交戦。主砲斉射で討伐。住処から国家予算10年分の財宝を回収。
第4話 ボンノー宰相:財宝を国庫に寄付。ミサカは子爵&所領を叙任。ボンノーが「財宝がなければ国は3年で破綻していた」と告白。明光池・大煩寺、竹中教官のひ孫という二重の縁が判明。モルグレン公爵の簒奪の野心が初登場(伏線)。
ミサカ組編(第5〜6話)
第5話 ミサカ組、結成す:領主館建設の作業員を貧民街で募集。地元のボス・ガロンと衝突するが圧倒。改心したガロンら100人以上が「姐さん」と慕い「ミサカ組」を結成。
第6話 王国騎士団:王国騎士団を訪問。新米〜ザリオを瞬殺するが、団長アベルトには純粋剣技で敗北(加速魔法ありなら勝てる)。互いに国を守る約束を交わす。
ウッドウインド村編(第7〜13話)
第7話 教皇リリア:リリアを通じ、妖精ファムから「エルフの村ウッドウインドで若い娘が夜な夜な密室から消える」事件解決を依頼される(無報酬)。
第8話 エルフの村ウッドウインド:村長代理ティアと面会。村全体がチャーム魔法に操られ、両親が娘を北の遺跡へ送り出していた仕組みを解明。一人を救出するが奥に強大な魔力。
第9話 北の遺跡へ:ナターシャが下腹部に対チャーム魔法陣を描く(ミサカが弱点を露呈するコメディ)。遺跡を踏破。
第10話 魔王軍四天王:奥で吸血鬼の四天王 プラッティー伯爵 と対決。核を股間に隠す品のない敵を、ナターシャの氷結+ミサカの草薙の剣で討伐。
第11話 輸血:失血死寸前のエルフ娘レイナを、ミサカ(O型・万能血液)とヴィヴィの輸血で救命。
第12話 不治の病:ティアの両親が罹る「不治の肺病」(未知の菌)の診察。micotで創薬可能と判明、2000超の素材を集める。
第13話 奇跡の薬:薄水色の薬を完成させ、200年治せなかった肺病を治癒。村の老白魔法使いロイが涙する。礼として魔道具のほうき(後のグラビティロッド)を受け取る。クレアの「女子会」招待が届く。
女子会・過去編(第14〜15話)
第14話 女子会:恋バナの流れでミサカの「好きな人ソウジ」が乙女ゲーのキャラだったとバレる大恥回。仲間たちはミサカの過去を優しく受け止める。
第15話 ミサカ:ミサカが「化け物」と呼ばれた半生を告白。ナターシャが「それは全部、無意識に使っていた魔法(加速)だった」と看破。孤独の正体が才能だったと理解し、初めて居場所を得る。作中屈指の核心回。
ウェスタル鉱山編(第16〜23話)
第16話 依頼:黒鉄鋼確保のためウェスタル鉱山のスタンピード調査を依頼される。鉱山はヴィヴィの故郷で、10年前のスタンピードで父と兄を喪っていたことが判明。ヴィヴィは「もう誰も死なせない」と決意し同行。
第17〜21話 ウェスタル鉱山 II〜V:第1〜4層を攻略(ビッグラット、ケーブアント、蜘蛛、ゴキブリ=Gでミサカが完全に戦闘不能になるコメディ/シリアス)。最下層で**巨大な内臓色の塊(産卵を続ける変異スライム)**を発見。スタンピードの正体が判明する。
第22話 ウェスタル鉱山 VI:作戦会議。塊は「草食性スライムの変異体・産卵に快楽を感じる無自覚の悪」と分析。カルラの竜化ブレスで焼き払う作戦を立案。
第23話 ウェスタル鉱山 VII:竜化カルラのブレスで塊を焼き、湧き出る魔物を迎撃。最後の母体スライムをヴィヴィが《砕鳴衝波》で討つ。「ワダシノ…アガチャ(私の…赤ちゃん)」と消えるスライム。ヴィヴィが10年の悲しみから解放される。
領主・内政編(第24〜37話)
第24話 グラビティロッド:ほうきの正体が伝説の重力操作杖 グラビティロッド と判明。ナターシャが空を飛び、重い物を浮かせる。ミサカは三群(ローレシア・リーフシア・シンシア)の王領代官に任命される。ピクニック回。
第25〜28話 王都の日常 I〜IV:店舗探し(ムサシヒメの値引き交渉)、串焼き・クレープ・カフェなどグルメ日常、ならず者退治。ムサシヒメの幼さへの気遣いなど。
第29話 領主館:白亜の領主館完成。ガロンが「ミサカ組事務所」を建て、ミサカは正式に「組長」に。
第30〜31話 レイナ/明日に向けて:ティア・ファム・レイナが祝賀に来訪。三人を雇用、レイナのプリティームーン入りを翌日テストすることに。
第32話 魔法剣士:レイナの弓(三連射)と魔法剣を試験。弓は一流、剣は持久力に課題。補欠合格(毎朝ミサカが剣、ナターシャが魔法を指導)として正式加入。
第33〜37話 領主の仕事 I〜V:内政官セラ・ミラ着任。三村視察(魔物駆除・治安・農業)。窒素不足対策(マメ科輪作)。グラビティロッド+竜の力で外堀掘削、その土で**扶桑式堤防〈シンゲン〉**を建設しアルテ村の治水を解決(「防ぐより受け流す=柔よく剛を制す」)。
海洋調査・新大陸編(第38〜56話)
第38〜41話 海洋調査再び〜寿司:再び大和で北方調査へ。濃霧、魚群を「敵影」と誤認、釣り大会(レイナが巨大マーグロを釣る)、寿司・扶桑酒の食事回。
第42話 未踏破領域へ:黒油島を発見。黒い湖=超重質石油(毒性ほぼ無)を採取。
第43〜44話 七群島/対空砲火:七つの群島を発見。火山島はワイバーン数千の巣で、数百が大和に襲来。対空砲で撃退。
第45〜46話 接触/全門斉射:リザーギン(人攫いの魔物)に追われる漁師テツ・孫マルの小舟を救援。「ミノムシ船」5隻と交戦、魚雷魚をナターシャの重力魔法で大和を1m浮上させ回避(後の伏線)、全主砲で撃沈。
第47話 新大陸:テツから新大陸の情報(サロス村、北東のルミナス魔導国=魔女が統治)を聞く。リヴィエラから2186kmの新大陸を発見。
第48〜49話 サロス村/弓三連:サロス村で歓待され貝料理を堪能。リザーギンの襲撃をレイナの弓が一掃。ナターシャが本拠地を突き止める。
第50話 艦砲射撃:リザーギンの本拠地(島)を照明弾+三式弾〈桜花〉で焼き払う。だがヤマトヒメが奥の禍々しい社に気配を感知。
第51〜53話 ゲーフボウイ〜ロス、カット:社の地下でタコ公爵ゲーフボウイ(1000年で10万人超を食らった魔物)と対決。「ロス(足=損失)をカット」という金融ネタの言葉遊びで触手を切り続け、最後は草薙の剣で討伐。
第54話 石灰石鉱床:祭壇奥の坑道で石灰石の鉱床を発見。光る欠片(後にオリハルコンと判明)を回収。
第55〜56話 リヴィエラへ/レイナマッサージ:リザーギン討伐をサロス村に報告し歓迎会。電池・水の不足でルミナス調査は断念し帰還。レイナの判断ミス(致命傷を負いかけた件)への「罰」としてマッサージ奉仕を命じる(コメディ)。王国歴300年6月16日、リヴィエラ帰還。
インフラ・実験編(第57〜69話)
第57話 micot:採取試料を分析。超重質油=道路舗装用アスファルト、火山灰+石灰石=ローマ式コンクリート(数千年の耐久)、光る欠片=オリハルコンと判明。国のインフラ刷新を構想。
第58話 陸戦型大和計画:ボンノーに報告。大和浮揚=陸上移動の可能性に着目し「陸戦型大和計画」を立案。桃姫島調査を名目に、資源採取と浮揚実験を依頼される。
第59〜63話 桃姫島へ〜川の字:桃姫島でバカンス。テント設営、ヌーディストビーチ(全裸海水浴)、天然炭酸温泉、浜焼き、川の字で就寝――息抜きの日常回が続く。
第64話 大和、浮揚す:浮揚実験を実施。大和は海面上1mを最大3ノット(人の歩行速度)で移動、緩旋回が可能と判明。陸上移動の目処が立つ。
第65〜66話 未確認飛行物体/最大仰角:資源(重質油・火山灰)回収後、全長100mの未確認飛行物体ユゥが襲来。大型鉄槍を撃ってくる敵を、主砲最大仰角75度(魔改造)の対空射撃で撃墜。北方(ルミナス?)の脅威を認識。
第67話 帰還、そして:報告後、ボンノーが「来月ルミナスへ使節団、大和は北方海域調査」を予告。街で暴れ馬ロシナンテに懐かれ、買い取る。「大一大万大吉」(石田三成の旗)の意味をボンノーと語り合う。
第68〜69話 ロシナンテ/未来のインフラ:レイナに乗馬を習い人馬一体に。カルラのブレスで石灰石→生石灰→消石灰を製造。アスファルト/コンクリート試製の準備が整う。
反乱・クライマックス編(第70〜83話)
第70話 試製:コンクリートとアスファルトの試製品が完成(割れない)。レシピも完成――その矢先、ザリオが反乱発生の急報を持って来る。
第71話 モルグレン公爵:反国王派筆頭モルグレン公爵が「奸賊ボンノー討伐」を大義に3万超の反乱軍を集結。本心は簒奪(ボンノーもクレアも葬る腹)。
第72話 一報:ミサカが王国騎士団本部へ。ボンノーは「自分を朝敵化させないための策。狙いは簒奪、クレアの命も危うい」と冷静に分析。
第73話 密議:兵力差3倍(1万弱 vs 3万)であえて野戦を選ぶ作戦。馬防柵・黒鉄鋼製の重バリスタ砲1000門・大和を配置。さらにラルザス帝国軍7万が国境越え侵攻中と判明。ボンノーが秘策を立案し、「赤い信号弾が上がったら頼む」とミサカに最重要任務を託す。ボンノーは涙ながらに謝罪。
第74〜75話 出陣/王国軍:プリティームーン出陣。大和が重力魔法で陸上を航行し王都南門前へ。クレアの演説(臨月)で士気を鼓舞。物資を積み込みバーミリオ平原へ進発。
第76話 激突:バーミリオ平原で両軍対峙。重バリスタ vs 投石機の消耗戦。モルグレンは「大和は3日後に来る、その頃には10万。囲んで潰す」と高をくくる。王国軍は重バリスタ半数喪失・500の死傷。
第77話 戦場へ:ザリオが詳細な敵情報(反乱軍本営・帝国軍位置の精密地図)を届ける。ボンノーは戦闘より情報収集に注力していた。これで精密射撃が可能に。大和、本営後方10kmへ前進。
第78話 三式弾:8月15日深夜、黄色信号弾を合図に、ミサカは震える手で 反乱軍の各本営(モルグレン他)を三式弾〈桜花〉で殲滅。続いて赤い信号弾で王国軍最前線へ前進。
第79話 七万人:兵学校の回想(「大和が列強10万を殺したから今の私たちは生きている」)を挟み、ミサカは命の選択として 帝国軍7万を三式弾で殲滅。陣地は火の海と化す。同時刻、王宮で王子レオシオンが誕生。
第80話 終戦:指揮系統を失った反乱軍は武装解除・降伏。王国軍は物資を受け取りムンドール制圧へ。ミサカは「自分がしたことを見ないと」とナターシャと焼け野原へ向かう。
第81話 涙:帝国軍の焼け野原で、炭化した兵の鎧の裏に「パパ、大好き」という子供の絵を見つけ、ミサカは崩れ落ちて号泣。ナターシャが黙って抱きしめる。本作最大の感情の頂点。報告後、大和は国境警備へ。
第82話 講和:8月23日、国境で帝国軍と対峙。ボンノーの計画通り示威行為のみで講和へ。皇帝ダレオス三世の廃位を条件に停戦成立。ミサカは帝国兵に「悪魔」と恐れられる視線に耐えられない。レオシオン王子誕生に将兵歓喜。9月7日、大和帰還。
第83話 [第一部]ミサカ屋[完]:店「ミサカ屋」開店(コスメ・ポーション販売)。クレアがお忍びで来店し全品購入、奥でミサカに深く感謝し抱き合う。9月9日の論功行賞でミサカは伯爵に叙され、五郡を統合したフソウ州と金貨10万枚を授かる。異世界2年目が始まり、第一部完。
第二部への布石・伏線
ルミナス魔導国:魔女が統治する未調査の北方国家。使節団派遣+北方海域調査が予告済み。未確認飛行物体「ユゥ」の出所候補。
オリハルコン鉱床(石灰島):神のみが加工できる最貴金属。徹甲神弾の素材。国家機密として温存。
陸戦型大和計画:浮揚航行の実証済み。今後の正式な改造・運用へ。重力技術が鍵。
インフラ革命:アスファルト/ローマ式コンクリート実用化の途上。物流・土木の刷新へ。
ミサカの心の傷:7万人殺戮という「背負う十字架」。帝国兵からの「悪魔」視。今後の精神的成長の核。
ラルザス帝国の戦後処理:皇帝廃位・平和条約交渉という火種。
フソウ州伯爵:小国規模の所領を得たミサカの統治者としての立場。
未消化のキャラ縁:ヴィヴィ×ドラン、ナターシャに好意を寄せるネルム等、恋愛系の伏線も点在。