何回も、書いては非公開にし、書いては非公開にしている作品があるんです。
「羽根と爆弾」というんですけど。
このお話を書こうと思ったのは、かれこれ20年以上も前、漫才やコント台本を習った翌年、シナリオの学校に行ったときに習作として書いた台本がもとになっています。
そのときは、シリアスのものをシリアスに書くというのも芸がない話や、という身も蓋もない総評をいただいてそのまま終わったんですけど。
どうにか思うような形にしたいなぁ、とずっと漠然と思っていて、このカクヨムさんでも挑戦しているのですけれど。
どうにも途中で行き詰まるんですよね。
プロットをきっちり練ってないってのもあかんのやけど、あらすじ自体はもう20何年あったまって煮込みすぎて煮崩れてるはずなんですよ。
なんでうまく進まんのかなー。
主人公の視点で書いてけど、いろいろ逡巡する様が、「あれ、しつこい??」とか思い出すともうアウトで。
スッキリと、でも余すことなく主人公の思いを書きたいなー。
己の技量のなさを恨みますね。
なんといっても、大人数の話って苦手なんですよ。
いつも書けて二人の話。
そんな自分が書こうとすることじたい無謀なんかなー。
現在、2万字ちょっとで。
たぶん思ってるまま形にすれば4万字くらいにはなるかなーと思うけど。
しつこさがイヤなら、敢えて1万字くらいまで削ってしまおうか。
そうすると、主人公以外の人物の心境が出せんし。
あー、迷う。
でもこのまま埋もれさせるのもイヤなんです。
ただ単に、「頑張れ、オレ!」て話ですね。