リュミの選択によって、獣もどきの額には風穴が開くことになりました。
ジンが間に合ったのは、オオカミを無力化してリュミと合流を図ったからです。手首から外れたデバイスを回収し、リュミがいないことに気付いてGPSで居場所を突き止めました。
もしリュミがデバイスを拾っていたら、ジンはリュミの居場所を突き止めることができませんでした。腕の一振りで首を飛ばされ、リュミの亡き骸から流れ出る液体が地面を赤く染めたことでしょう。
ジンの懲罰編は第49話で締めとなりますが、今回の短編にはちょっとしたサスペンス要素が入っています。
何故獣を模した機械が森の中をうろついていたのか。その答えは短編に出てきたうわさ、そして本編を読んでくださった方ならお分かりかと思います。