今回は、逃亡準備の後編です!
(前話との話の内容が似ていたので、前後編にしました)
レクシャから一通り話を聞き、自室で1人荷造りをしていたフリージアは、大切な人達と離れ離れになることが耐えられなくなり……
そんなフリージアの過去を聞いたカトレアとラピスは、改めて胸を痛めます。
ここで少し余談なのですが、レクシャの現執事であるインホルトは、物心ついた頃に親が離婚し、森に捨てられてあてもなく彷徨っていました。
そんな彼を保護したのが、前執事であるエドガスでした。
森を歩いていたエドガスは偶然、栄養失調で倒れていたインホルトと見つけ、そのまま彼をサザランス公爵家に連れて行きました。
幼くも言葉が話せたインホルトから大まかに事情を聞いたエドガスは、前サザランス公爵に直談判し、彼を自分の養子にすると、サザランス家の見習い使用人として迎え入れました。
養父であるエドガスからあらゆることを叩きこまれたインホルトは、大人になってエドガスの跡を引き継ぐとレクシャやリュシアンの補佐、屋敷の管理を任されました。
そんな彼は現在、改竄魔法がかけられた王国で、レクシャの足として王族直属の隠密部隊に紛れて諜報活動をしています。
楽しんでいただけると幸いです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330649876410812/episodes/16818093088897355946