森の朝。 銀の髪を揺らす狐耳の少年が、 枝の上で眠っていた。 和狐――それが彼の名。 ただ静かに、 ただ平穏に暮らしたい。 それだけを願う狐の物語。 やがてこの狐は、 「天照」という国を興すことになる。 だがそれはまだ、遠い未来の話。 これは、平穏を願う狐が紡ぐ 静かな神話の始まり。
3月7日に更新