• 異世界ファンタジー

登場人物まとめ 1章

以下主要の登場人物

ジロ(東畑慈郎):妻である奈津が病で亡くなり、娘の奈々美と二人で共に頑張って生きていこうとした矢先、突如として奈々美が爆発事故に巻き込まれ死亡。この世界と人生に見切りをつけて自殺した後に異世界へと魔剣の姿で送り込まれる。実は巨乳好き。

アリシア・ハーシェル:盗賊に殺された後にジロとの契約で蘇生する。長い金髪で碧眼の少女。ジロの事を「パパ」と呼び慕う。契約によって不死身。パンケーキの狂信者。

リンドヴルム:通称リンド。アリシアの両親と深い関係を持つ。風魔術の使い手。白髪の長い髪を後ろで編み込みのシニヨンにしている。常に糸目だが、開眼すると翡翠色の瞳をしている。

ナナイ・グラン・レオニード:生意気な軍人。褐色で白髪の女性。口が悪い。片腕が義手で手癖も悪い。一人称は「オレ」。

ニド:かつて魔王として世界に猛威を奮っていたが、現在はブリキで造られたウサギ型の人形の中に封印されており、更生され南大陸の大きなギルドでギルド長を務めている。

神/女神アズィー:現実と異世界では呼称が変わる。なんかヤバい奴。


ヤクシャ(厄者、厄災)
十指の戒律の偶数番。厄災の使徒。

№2『差異』:死体人形ヘイゼル

差異の厄災。
訪れるのは他が者。比較。新訳。否定と肯定の起源。

女神信仰を起源とし、生贄にされた聖女の死体を寄せ集めて造られた人形。触れた者が強く想う存在に姿を変える。
自身の存在を承認される事を望む為、人の心の解明に多くの人の身体を殺害し解剖した。

№4『乖離』:異端神官セラ・ゼルクリンデ

乖離の厄災。命は然るべくして終わりを迎え、生との袂を分かつことから始まり、人は須らく離別を求められる。差異が或る故に、差異を観測するが故に


女神信仰ではない異端の主の神官を名乗る盲目のエルフ。西大陸の半分以上を審判領域で占領し、さらに広げ続けている。
彼女が把握した空間内のありとあらゆるモノの切断を可能とする。さらに審判領域内は自動でその能力が発動するため彼女以外踏み入れられない。

№6『戦争』:戦争屋アシュレイ・ブラッドフロー/アシュリー・ブラッドフロー

戦争の厄災。調和であるが故に生まれる業はやがて一つの懐疑を生み、派閥を生む。それが再び一つへと戻る為、排斥という手段を覚える。


双子で各々西大陸と東大陸の軍事顧問を務め、ブラッドフロー財閥として所有権を持つ中央大陸の魔鉱資源を報酬に双方へ戦争を嗾ける。西軍の兄アシュレイの身体には魔力を抑制する能力と片目の魔眼、そして認識内のモノを全て透明化する。
東軍の妹アシュリーは不老不死の吸血鬼。死者に血を与え眷属として使役する。

№8『永劫』:リョウラン組合筆頭ヴィクトル・ノートン(ウロボロス)

永劫の厄災。得た恵みは進行を齎し、やがて須らく終わりと始まりの輪廻永劫を観測する。

表向きは大手商業リョウラン組合の代表取締役。その実はドラゴンの管理をする知恵持ちの竜のひとり。狡猾でオネェ語を話す。
能力は明確化されていないが、相手の行動を繰り返し巻き戻したり、事象を選定する事ができる。脱皮した抜け殻はひとりでに暴れまわり、ウロボロスという名で災害指定された。アリシアを魂を狂わせた元凶。

№10『選択』:アイオーン
選択の厄災。
人に訪れる取捨選択の悪夢。

髑髏の亡霊騎士。かつては№1の存在の奇跡。英雄物語のワンネスと呼ばれていた。能力は不明。自身の選択に絶大な信頼を持つ。その為、他者の選択にも大きな責任を背負わせる程の執着も持つ。ニドの躰を一撃で壊すほどの力を秘めている。

№0 『虚無/虚構』:ジャバウォック
伝承にも記憶にも存在しない筈の、全ての始まりと終わりを示す「何か」。不可解、奇怪を依り代に全てを飲み込む破滅の因子。


以下 十指の戒律(奇跡側)

奇跡:厄災から巡る奇跡。人々の辿る意志の力。

№1存在:自己の認識。生命から成る意識の起源。

№3接続:あらたな介入と解釈。神と二者の意図。それは信仰と伝承の起源。

№5調和:王と民衆の盟約。完成と完全。それは安寧と繁栄の起源。

№7叡智:視点の昇華。変化と成長の意。進行する意思。
№9超越:停滞からの逸脱。万物の昇華。それは思想の到達点。

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