紫宮月音

歯車に自我が宿り、機械人形が動く世界。 とある街の片隅で何でも屋を営む一人と一体。 彼女は踊る。主のために。機械人形は幸せになれますか？ ヒトガタに、心はありますか？ 機械人形…

捨てられてしまった不幸な少女と、口の利けない青年。 二人が出会ったのは、冷たい雪の冬夕暮れで。 独りと独りが出会って、二人暮らしへと変化していく。 そんな、季節と共に巡る少女と青…

あなたは何色のお話が好きですか？ それぞれ独立した、ささやかな短編集です。

首筋に、ぽつんとふたつの赤い痕―― 少女と夜と人ならざるものの道がひととき交わって。 どこにでもいるような夢見がちな少女が、長い夜の旅に出るまでのおはなし。 『わたしを、どうかこ…

よく、井戸の底には死体があるという。本当かどうか知らないけれど。 それじゃあ、イドの底には何があるのかしら。 どちらも、何があったって構わないけど……覗いて見たい。

刹那にであったあなたへ。 私はあなたに恋をした　人ではないあなたへ。 異形に恋をした男の昔語り。

気の向くまま、指の向くままに言葉を重ねています。文章になっていることもあれば、詩になっていることもあるでしょう。空想の置き場　イメージのおもちゃ箱。不定期更新です。 それぞれのタ…