多くの方ははじめまして、詩野と申します。
今月上旬からここ、カクヨム様で先行連載（現在は小説家になろう様にも投稿しております）しておりました『転生したけど悪役令嬢がなんか違う』ですが、本日更新分で第一章完結となります。
投稿開始時点で１０万字程度の書き溜めがありましたが、更新を途切れさせることなく一章を終えられて一安心しています。
これまでオリジナル小説ではミステリとローファンタジーを投稿していましたが、本作は初のハイファンタジー。加えて異世界転生、悪役令嬢と大人気と言っても過言ではないジャンルに百合を突っ込み、書きたい事を書き散らした作品となっています。
実を言えば転生物というのは読む分にはそれほど気にならないのですが、自分で書くにはかなり抵抗があるジャンルで、五、六年前に二次創作でオリ主転生ものを書いたきりで、転生もので書きたいものはそこで書ききり、オリジナルや他の原作で転生ものを書いてもそれ以上のものは書けないだろうな、という思っていたのですが、時間がそれなりに経ち、そろそろ自分の中にある抵抗感を払拭したいなという思いとその頃から考え方も変わり、また別の結末を書ける、書きたいという思いから本作は書き始めました。
基本的にどの作品も書きたいことを書いていますが、本作は半年ほど前から手慰みにちょこちょこ書いていたもので、投稿するかも分からなかったことと上記のような理由もあり、それが一層強くなっています。
他の作品と比べても一話での掴みが弱いと感じながら投稿した作品でしたが、一話で切らずに最新話まで読んでくださった方々には感謝の念に尽きません。
ちなみにですが元々文体は硬めな方ですので、本作のあらすじや序盤と何度か挟まった三人称視点とで文の違いに戸惑いを感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、他作品を読んでもらえば分かるようにあちらの方が平常運転です。
私は普段、長編小説であれば一章１２～１５万文字程度を目安に書いていますが、本作では文字数は気にせず（カウントせず）に書いていました、終わってみれば約１３万文字と普段通りの文字数に落ち着きました。
それならもう少し時系列を組み替えて序盤に山場を設置しておけば良かったな、と反省しています。
その反省は次章に生かすとして、ともかく第一章は完結です。
ちょっと出て退場してしまったキャラも複数人いますが、その辺りも次章以降で触れていきたいと思います。
主人公レイラの知る悪役令嬢とはなんか違うセシルの抱える事情、レイラへの態度が急に軟化した理由についても、まだはっきりとは描いていませんし、第一章は二人の関係とレイラの人生がスタートラインに立つまでの話となりました。
二章に関してもまたちょこちょこ書きつつ、連続更新が出来るくらいまで溜まったら投稿させていただきますので、気長にお待ちいただければと思います。
それではここまで閲覧いただき、誠にありがとうございます。