https://kakuyomu.jp/works/1177354054889111971/episodes/1177354054889478407
た。
「ドラゴンに飛ばされて、頭を強く打ったのよ。
大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。
直ぐに行かないと、ユリアが危ない」
トニーは立ち上がろうとしたけれども、よろけてマリサに覆い被さってしまった。
彼の顔の直ぐ下にあったマリサの目から涙が流れているのを見ると、前以上に愛おしく感じた。
トニーは頭を強く打っていたので、理性のコントロールが上手くいっていなくて、レッドドラゴンと戦う前に思っていた事が口から出てしまった。
「マリサ、僕は君を愛している。
あー、今言うべきでないのに。早く戻らないと」
マリサはそれを聞いて凄く嬉しかった。
そして、心からトニーに生きて欲しいと願っていた。
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宜しくお願いします。