縁があって、長距離走の魅力を知り、続いて駅伝の深いドラマ性の虜になっていった。
特に、箱根駅伝は、得も言われぬ多くの魅力がある。
2024年正月は、箱根駅伝100回目の記念大会となる。
その為、本来、関東学連(本来箱根駅伝は関東にある大学が、対象の地方大会)で行われるところ、100回大会のみ、全国にある大学が参加可能な大会となった。
いろんな意見があった。
『全国の大学が参加できる大会にすべきた。』
『関東に選手が、集中するのは、良くない』
『留学生は、ただの助っ人』
『箱根から、世界へ、ならば全国大会に』
本大会に進む為の予選会が、2023年の、10月14日(土)立川の昭和記念公園、立川駐屯地で、行なわれた。
この予選会から、ドラマは、始まっている。たったの13枠を、57大学が目指す。
ルールは、各大学から、10名から12名が走り、上位10名のタイムの合計の速さで競う。
走っている時には、順位は、全く判らない、大学の他の部員や、監督のフォローも、重要だったり、或いは、コースサイドの応援の声援から、モチベーションを上げていく事もある。
最終的に、順位発表時、ボーダーラインの大学は、ドキドキしているのだ、余裕のある大学でも大学名が呼ばれるまでは、気が気でないはずだ。
いろんなドラマが、今年もあった。13位と14位の差が僅か3秒、しかも、14位の大学は、アクシデントで選手が転倒してしまっていた。
どんなにか悔やまれる思いがあった事だろう。
全国の大学に、門戸を広げ、特別に例年10チームの通過枠を13チームに増やしたが、関東地区以外の大学で、予選会を勝ち抜いた大学は無かった、、、
毎年応援している人たちは、たぶん、当然そうだろうなぁ、、と思っていたのでは無いかと思う。
関東の大学でも、何度チャレンジしても突破出来ない狭き門なのだから、初めてではなおの事難しいのでは無いだろうか?
『全国の大学が参加できる大会にすべきだ』等々の議論は、あるが。私は、正直今回の予選会を応援に行って、これまで通りの箱根駅伝で、良いのでは無いだろうか?と思った。
例年でも、予選会の応援に行く人々の数は、多く携帯電話が、繋がらい程なのだが、今回は、順位発表時、いつもなら、大学毎集まって皆で、一喜一憂するのだが、選手だけが、発表場所に集められでいた。
規模がいつもと違っていた。
全国区と言っても、今回、他地区から、の参加は10大学程度
それ以上に参加大学が、増えたら今の形の予選会は出来ないだろう。
やはり、箱根駅伝は、本大会も、予選会も、地方大会だから出来ている大会なんだろうと思った。
全国の大学が競う大会は別の大会で良いのでは無いかと私は思っている。
出雲駅伝も、全国大学駅伝も、それぞれ特徴のある大会だしそこでは、全国から大学が、集まり競うチャンスがある。選手が学生である限り、3大会で体力的に(健康面や勉学的にも)充分なのでは?とも思う。
外野が何を言う!な考えかもしれないが、、、(終)