【太陽のない世界】
〈ゲヴランツ〉
属 性:中立・悪(Neutral-Dark)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:高慢
能力値:
力:B/■:A+/耐:C/知:B/速:B+/運:A
獣騎士。第005号砦の領主。
本名はゲヴランツォール・マンデルⅡ世。金色の長髪に紅い荊冠を戴いた、聖者の如き出で立ちの騎士。
『始まりの三人』と謳われた『円卓』の始祖、黄騎士を父に持つ。そして父の死後は実力で聖騎士の役職を受け継ぎ、四百年間に渡って闇ノ眷属と戦い続けた無敗の英雄。物語開始の十年前に赤騎士ショカゴラに聖騎士の役職を譲り、第005号砦に天下りして悠々自適な楽隠居生活を送っていた。
自己中心的で傲岸不遜な性格。己の快楽を何より優先し、それ以外のことには一切興味を示さない。生まれついて何でも出来たが故に何にも執着しない、他者を駄菓子も同然に食い潰すことを愉しみとする人格破綻者。一見すれば悩みなど何もなさそうに見えるが、決して癒えない原因不明の渇きと餓えを抱えている。
迷宮の侵攻を受け、遅まきながら戦闘に加わる。発動した賜具によって劣勢を覆すが、エルノインが魔王から貸与された能力(スナーク)を使用したことで迷宮へと空間跳躍させられ、そのまま魔王によって一方的に蹂躙された。
辛くも生き残り元の空間に帰還。何を犠牲にしてでも魔王の打倒を誓うが、食屍鬼を散々弄んだ因果が巡り、愛と絆と怒りの力でパワーアップしたコナとの一騎打ちの末に敗北する。
一命は取り留めたものの、ひっそりとコナに捕らえられ、これまで食い物にしてきた女達と同じ目に遭う羽目になった。
名前の由来はドイツのお菓子『ゲブランテ・マンデルン』。
表モチーフは魔術師アレイスター・クロウリー、裏モチーフは第二次世界大戦時の某国の某将校。
〈法理侍ラス獣ノ天獄(リベル・アル・ヴェルレギス)〉
等 級:五ツ星(★★★★★)
属 性:火・土
特 性:支配・戦争
題 号:吼えよ
獣騎士ゲヴランツが有する賜具。聖槍。
外観は二又に分かれた長大な穂先を持つ、華美な装飾が施された黄金と真紅の槍。
ゲヴランツが『自分より下等である』と見做した者の魂を捕らえ、永続的に繋獄する能力を持つ。捕らえた魂に天使の肉体を与え賜徒化して現世に『復活』させ、使役することが可能。その間ゲヴランツが負うあらゆるダメージは賜徒化した魂が肩代わりする上、それも召喚されている数の分だけ分散される。
捕らえることが出来る魂の数に制限はなく、本編では六百万もの魂を従えていた。
黄金の荷電粒子砲を穂先から放つ他、魂を縛る茨の鎖を所有者の身体から生やし、敵を拘束したり、迅速な肉体の修復が可能。
名前の由来はアレイスター・クロウリーが執筆した魔導書『法の書』。
〈ゑゐわす・ざ・ゑんぺらー〉
等 級:五ツ星(★★★★★)
属 性:火・土
特 性:支配・戦争
象 徴:皇帝
階 級:力天使(バーチャーズ)種
位 階:第五位階(ゲブラー)
能力値:
力:A++/■:A/耐:B++/知:E/速:D/運:C
賜徒(ネフィリム)・隷天使(ガーディアン)種。
背徳ノ獣(ベイバロン)、黄金ノ獣(マスターテリオン)。真紅の衣装を纏った黄金の骸骨の女と、文字通り山ほどの巨体を誇る七つの頭を持つ獣。二体で一つの賜徒であり、個別に活動することが可能。
賜具と同様の能力を持つ他、獣は荷電粒子砲と翼から放つ電撃以外に固有能力はないが、その巨体だけで敵からすれば十分な脅威となる。真紅の女は黄金の剣での白兵戦をこなせる他、穢れた黄金の杯から融解した金を出し、それを媒介に様々な能力を発揮する。
名前の由来はアレイスター・クロウリーの儀式で召喚され彼に知識を授けたという聖守護天使『エイワス』、タロットカードの大アルカナ『皇帝』。
モチーフは黙示録の獣とその背に騎乗するバビロンの大淫婦。また、クロウリーがそれ等を自分自身や恋人達に当てはめていたという逸話。
*
〈マジパナ〉
属 性:混沌・悪(Chaos-Dark)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:四ツ星(★★★★)
性 格:獰猛
能力値:
力:B+/■:■/耐:C/知:B/速:A+/運:E
剛鷹騎士。第005号砦の副官の一人。
金髪碧眼の美しい女騎士。最下級の天使しか召喚できず聖術もほぼ使えないものの、剣の才覚のみで第005号砦副官の地位に上り詰めた女傑。魔剣という特別な技の行使が可能であり、その実力は聖騎士達にも一目置かれていた上、あの好色なゲヴランツですら迂闊に手出しできないほど。
副官としての能力は申し分ないものの、自らの手で他者を傷つけたり殺したりすることに性的興奮を得る異常者。その対象となるのは女であり、男の血を浴びた場合は喩え上官の目の前であろうとヒステリックに激怒する。普段は主に人造人をその捌け口としていたもよう。
迷宮発生後の人造人の失踪が食屍鬼の仕業であると見て、ゲヴランツと共に食屍鬼討伐の任務へ出撃。モニカと交戦しこれを圧倒するが、彼女の部下達の特攻によってモニカの逃走を許してしまう。
その後、人造人の兵達を率いてモニカとアーズィヴァを追跡。そして迷宮に侵入、魔王と邂逅を果たす。
魔王と交戦し魔剣を用いてその首を落とすことに成功するが、魔王の能力(スナーク)によって『なかったこと』にされ、呆気なく敗北。人造人部隊も壊滅させられたことで捕虜となり、魔物の苗床として利用された。
名前の由来はドイツのお菓子『マルチパン』。
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〈ネヴァル〉
属 性:秩序・悪(Law-Dark)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:三ツ星(★★★)
性 格:獰猛
能力値:
力:A/■:C/耐:A+/知:E/速:A/運:B
迅猪騎士。第005号砦の副官の一人。
豚のような肥満体の男。中級等級の天使の召喚や多数の聖術の習得など高い戦闘力を誇るが、指揮や状況の把握・対処などの知能面に難がある。
正義感が強く思い込みが激しい性質であり、あらゆる不正や理不尽な暴力を許さない。平民出の上醜い容姿の自分が努力で今の地位にまで上り詰めたことを誇りに思っており、護るべき弱者には慈愛を持って優しく接する。一方で攻撃しても構わないと認識した相手は容赦なく言葉で詰り、場合によっては幼い子供であろうと過剰な暴力による制裁を行うという非常に極端な人物。
迷宮の侵攻を受けた際にはゲヴランツに代わってどうにか兵をまとめあげるが、事態に対処できず右往左往する。そしてカトゥーラとムシュムスの奇襲を受け部隊は壊滅、重傷を負うが、異常な耐久力を発揮して戦闘続行。天使を召喚してカトゥーラを追い詰めるが、土壇場で目覚めた彼女の魔法を受けて敗北。死亡した。
名前の由来はドイツのお菓子『シュネーバル』。
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〈ピルツィ・ゲベック〉
属 性:中立・善(Neutral-Light)
役 割:僧正(ビショップ)
等 級:二ツ星(★★)
性 格:慎重
学士。第005号砦技術学部所長。
頭脳明晰だがネガティブな性質。結婚願望があり人一倍恋愛に憧れがあるが、全く縁のない人生を送ってきた二十八歳の喪女。
領主であるゲヴランツの意向で大幅な予算縮小と人員削減が行われており、部下が五人しかいない。それ故過労で精神を病んでおり、躁鬱が酷く頻繁に自殺未遂を起こしている。一方で面倒見が良く、第005号砦が侵攻を受けた際には自身が死ぬことを承知の上で部下達を匿うなど、『太陽のない世界』においても稀有な人格者。部下達からも弄られはするが慕われており、人望がある。
学士としての能力は非常に優秀であり、業務の他、隠れて闇ノ眷属に由来する茸を採取して様々な薬品や道具を作成している。
非常に野暮ったい見た目で、紫色がかった黒い長髪はぼさぼさで、眉は太く手入れされていない。黒縁の分厚いフレームの眼鏡が特徴。体型は良く言えば豊満、悪く言えばやや肥満気味。童顔ながら顔立ちそのものは悪くないものの、言動や身形のせいで色気が皆無であり、部下達はおろか好色なゲヴランツにさえ相手にされない。
名前の由来はドイツ語でキノコを意味する『ピルツ』、クッキーなどの焼き菓子全般を意味する『ゲベック』。
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〈グミベル〉
第005号砦の教会の修道女。ネームドモブ。
ゲヴランツのお気に入りの一人で、定期的に彼に呼び出され奉仕を行っていた。
迷宮の侵攻の際には魔物に凌辱され、捕虜となる。
名前の由来はドイツのお菓子『グミベルヒェン』。
〈トルテ〉
第005号砦の教会で暮らす孤児。ネームドモブ。
赤い髪の少女。『赤髪は悪魔の子』という風説でいじめられており、自分がお世話している子豚だけが友達。心優しい性格であり、石を投げられている人造人を身を呈して庇おうとするほど。
迷宮の侵攻の際には友達の子豚を連れて逃げ出すが、魔物によって目の前で子豚を殺され、その上で凌辱され精神崩壊した。
名前の由来はドイツのお菓子(デコレーションケーキ全般を指す語)『トルテ』。
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〈ミューズリィ〉
属 性:秩序・善(Law-Light)
役 割:騎士(ナイト)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:温和
悟騎士。第003号砦の領主。
常に賜具の黒い鎧を纏った人物で、人種も性別も不明。『円卓』の会合の場ですらフードを被って厳重に顔を隠しており、徹底して姿を見せない。
物静かで、途切れ途切れな話し方をする。厭戦的な性質な上、兵の犠牲を嫌い、『円卓』の中では珍しく人造人を無意味に使い潰すことをよしとしない(心優しいのか、それとも不合理な消耗を嫌っているのか、あるいは他の理由があるのか、詳細は不明)。
第003号砦から第004号砦へ山ノ狼翁を移送中に食屍鬼の襲撃を受ける。その時点で徹底的に殲滅すべきという副官の進言を無視し、防衛線に徹しつつ別ルートで山ノ狼翁を第004号砦に送り届けた。
途中から参戦したモニカとアーズィヴァの脅威を冷静に推し量り、既に任務を果たしていたこともり戦闘を避け即撤退。そのことを『円卓』での会議で報告するが、赤騎士ショカゴラから苛烈に責められる。しかし本人に気にした様子はなかった。
名前の由来はドイツのお菓子(シリアル食品の一種)『ミューズリー』。
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〈バーム・クルーヘルン〉
属 性:秩序・汎(Law-Neutral)
役 割:女王(クイーン)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:臆病
白騎士。聖母。聖都を守護する聖騎士。
五百年前に太陽を産んだとされる、『太陽のない世界』における最重要人物。また『始まりの三人』と謳われた『円卓』の始祖の一人。物静かで慈愛に満ちた人柄で、命は全て尊いものであると考える博愛主義者。戦いに対しても非常に消極的であり、仲間の命が損なわれる事なく敵が勝手に滅ぶことを願っている。
名前の由来はドイツのお菓子『バームクーヘン』。
表モチーフは女教皇ヨハンナ、裏モチーフは第二次世界大戦時の某国の某将校及び某総統の妻。
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〈ショカゴラ〉
属 性:秩序・悪(Law-Dark)
役 割:戦車(ルーク)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:剛健
赤騎士。聖都を守護する聖騎士。
十代後半から二十歳くらいの青年。血のような赤い髪に赤い眼、義足の右脚、首筋の黒いチューリップの魔除けの刺青が特徴。
騎士らしからぬ粗野で粗暴な言動の男。礼儀作法は勉強中。
十年ほど前にゲヴランツから聖騎士の役職を譲られ、聖都守護の任に就く。厭戦的なバームとは対照的に、闇ノ眷属の完全な殲滅を目指している。カトゥーラ曰く「頭のイカレた絶滅主義者」。物語開始前に行われた食屍鬼の掃討戦も彼の主導によるもので、山ノ狼翁と交戦、しかし闇がある限り殺せないため千日手に陥る。最終的には山ノ狼翁討伐を断腸の思いで断念。激闘の末に捕縛、『太陽』によって滅却する決定を下した。
名前はドイツのお菓子(チョコレートのブランド)『ショカコーラ』。
表モチーフはハインリヒ・クラーマー、裏モチーフは第二次世界大戦時の某国の某総統及び某政治家及び某戦闘機乗り。
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〈ツィトローネン・ヌラーデ〉
属 性:秩序・善(Law-Light)
役 割:戦車(ルーク)
等 級:五ツ星(★★★★★)
性 格:冷静
黒騎士。聖都を守護する聖騎士。
『始まりの三人』と謳われた『円卓』の始祖の一人。爽やかな見た目の偉丈夫。バームは戦略や戦術に疎く、ショカゴラは学がないため、事実上の『円卓』のまとめ役を担っている。
名前の由来はドイツのお菓子『ツィトローネンルラーデ』。
表モチーフはジェフリー・オブ・モンマス、■■■■■■■■、裏モチーフは第二次世界大戦時の某国の某副総統、某総統の親友。