お久しぶりです。
ちょうど1年前に書いた『怪奇調査同好会』を百合に脚色した、『生をなぞる、心をひらく、恋になる。』が完結しました。
今回は、秘話と執筆中の悩みを書いていきます。
まず、私はれっきとした百合好き人間です。現在、たまたま流行の波に打ちあがってきた「百合」というジャンルですが、界隈としては百合もBLと変わらず飽和状態なので新しい角度から攻めようと書き始めました。元の原作を重視したいという気持ちも大きく、改稿ついでに一つの物語の質を上げようという気持ちで執筆しました。
この物語を書くうえで困ったのが、三人称視点と視点に合わせた名前の表記でした。前作から悩んでいた苗字呼びか名前呼びかの問題は、ストーリー上のキャラクターの立ち位置で変えていました。統一するとキャラクターが横並びに出てきて百合色が薄くなるかなというのと、表記を変えた方が個人的にしっくり来てしまったという理由です。あまり良くないんですかね……?
あと、越谷兄とか陽菜乃の父とか、家族の名前を極力出さないようにもしていました。原作では名前が出ていたりするのですが。
登場人物に名前を付けるという行為は物語の中に意味を灯すことだと思っているので、今回の作品ではカメラからの見せ方とキャラクターの主要さ度合いの調節を意識して書いていました。
また、がっつり三人称の視点はあんまり書いてこなかったなと書きながら感じました。三人称のシーンでは言い回しを考える時間がかかってしまったりしました。
割と無意識に三人称一元視点を書いてしまう癖があるので、語りが浅くなったり深くなったりしていると思います。普段から愛読している作者さんは視点を固定せずに波のある地の語りをしているなと感じているので、私が書くときも同じようになってしまっているんだと思います。
現在、『生をなぞる、心をひらく、恋になる。』の作品は百合小説コンテストに応募しております。ギリギリの完結となりましたが仕事の合間を縫って2ヶ月で書きあげられたことにほっとしています。
2度目の執筆ということで作者もキャラクター愛が2倍になりました。これからも何卒ご愛読ください。
こちらの近況ノートを見た方でまだ新作の作品を見ていない方は、ぜひ読んでみてください!
リンクこちらから飛べます→https://kakuyomu.jp/works/16818792437802937594